桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

やはり美味かった

2013-11-15 | Weblog
志布志に来ればパスタ屋、「ビアマーレ」での昼飯だ。
本当に美味い、美味いなぁ。細目のパスタとソースのバランス。今日はハムと茸だったが、それらがサッパリとして、それでいてしっかりした味がある。
今日食べてみて、我が家の近くに出来たパスタ屋も、確かに美味いと確認出来たが、この違い、何が違うのだろうかなぁ。

宮崎の夜

2013-11-15 | Weblog
昨夜は、特別に懇親会もなかったことから、志布志事件の川畑さんと夜の街に行った。
宮崎と言えば地鶏。東国原が知事時代に広めたが、あっちこっちに地鶏の店がある。俺は決断力がないので店選びは川畑さんに任せたが、入った店は、やはり地鶏がウリの店だった。
宮崎の地鶏店の凄さは、品書きにあるのが、殆ど地鶏ばかりだということ。「刺身を食べようか」と注文したらば「魚料理はありません」と断られてしまった。でも、注文した地鶏は美味かった。
二人の夜では、今一寂しくもあったせいか、早々と地鶏店を出て、その後は、花屋で聞いたスナックで飲んで終わった宮崎の夜だった。

事実調べ

2013-11-15 | Weblog
昨日は、大崎事件の事実調べで、心理学者の尋問が行われた。
報告会では、再審に於ける事実調べで、初めて心理学者の尋問が行われたことを、弁護団が誇らしく発言していたが、心理学的に犯人とされた人たちの嘘の自白を分析すると、犯人ではあり得ないことが明らかだと、高木先生と大橋先生からも報告されて、実に嬉しい報告会になった。
高木先生は、法廷で犯人と認めた言葉は取調官によって整理された言葉になる調書とは違い、可視化と言える生の言葉だから調書よりも心理学的考察がハッキリと出来る、と話されたのが印象的だった。
検察は「家族だから殺害での言葉のやり取りなど、普通では考えられない不足があり、心理学的な欠落があったとしても意思が通じたり、判り合えるものではないか」とか、反論の質問がなされたが、それらも「ありえない」と丁寧に説明されて、却って嘘の自白であることが補強されたとか。これで事実調べの山は越えた。検察の反論はあるだろうが、ますます期待の膨らんだ1日だった。