桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

変わりなし

2013-11-06 | Weblog
今日は進行協議だった。
茨城県警から証拠提出に付いて「証拠提出する必要性を認めない」「不見当のため」と回答して来た。
いやあ、変わらないねぇ、嘘付き組織の体質は。
日本語力があれば、「提出する必要性を認めない」という言葉と「不見当だ」との言葉が繋がらないと判るだろうが、このような繋がらない言葉を不提出の理由に並記して平然としていられるところなどは、日常的に嘘の調書を書いている体質を表すかも知れないね。もし、茨城県警の提出した回答書が真実ならば「提出出来ない」「不見当のため」となるのであって、この回答書が示すところは、調べたらば一定の書面があったけど提出したらば嘘が判ってしまうため、「必要性を認めない」と反発し、その理由には常套手段の「不見当」を使ったのだろう。無いものならば、必要性があるかないか、判らないはず。必要性がない、と書いたことは、そう判断する書面があったから書けたことなど、誰だって判るよね。
茨城県警からは弁護士2名を加えて、全員で9名も来るんだもの、税金の無駄遣いだよねぇ。
社会正義を支える重要な組織なのに嘘にまみれて、本当に情けない組織だと、何時も思わされるよなぁ。

御宸襟だって

2013-11-06 | Weblog
こんな文字を読める人は、何人くらいいるやら。
天皇に手紙を渡した山本太郎議員の騒ぎは、まだ続けていて、昨日は、「陛下の御宸襟を悩ませた」と反省の言葉を語ったらしい。直訴と言い、「御宸襟」の言葉と言い、とても現代の若者とは思えないねぇ。
天皇を神と敬わされた戦前に教育を受けたり、天皇が神である時代にいい思いをした連中ならば、まあ判るけど、民主主義教育で育った若者だろうに、この錯誤した認識は、どこから生まれたのだろうか。
反原発の一点を除けば、山本太郎さんも天皇主権へ改憲を目指す自民党右翼や維新と変わらないのかも知れない。