桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

歯が揃った

2013-02-19 | Weblog
両奥歯に、しっかりした歯が入った。
失ったのは、遠い昔だ。虫歯になり、それを土浦拘置所で抜いたのだったが、あれから44、いや45年?無いモノが入れられたから、まだ慣れないけど、しっかり噛める感覚が不思議でならない。
長い冤罪生活で肉体的に失ったモノは、あと何があるのだろう?

若き志

2013-02-19 | Weblog
今日は、東京の事務所に、若い高校生が、先生と一緒に来た。
将来の希望は検察官だそうだが、布川事件で検察が行ったこと、そして、今も冤罪事件に行っている醜い抵抗を話したらば、呆れていた。先生の方が驚いていた感じだが、今、検察庁が再審に抵抗して、あっちこっちでしていることは、市民が知ったらば、絶対に許さないと確認出来た、今日だった。
もちろん、若き志には、検察官になれ!と勧めた。若き正義が組織内で声を上げたらば、これは面白いよね。
頑張れ、若き志!