桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

さすがに!

2013-02-23 | Weblog

昨夜は、大崎事件弁護団に入られた佐藤博史先生と木谷明先生を歓迎する懇親会があった。
佐藤博史先生は、言わずと知れた足利事件の弁護士だが、先生の論客は有名で、その舌鋒の鋭さから恐れる人もある存在だ。
一方、木谷明先生は、良心的な裁判官で、その誠実さと篤実さは、法曹界で信頼される存在になっている。この両先生が同じ事務所にあって活動されるのを訝る声も聞くが、ご一緒してみると、両先生同士の絶妙な感覚が、不思議な温かさとなっているのを感じて、これが同じ事務所で活動される由縁だとも知った。
そこでの話などは、ここに書かないとして、お二人を迎えた大崎事件弁護団は、新しい力を喜ばれて、実に明るく楽しい懇親会だった。
両先生は、証拠開示を拒否して判断しようとする鹿児島地裁の中牟田裁判体に上申書を提出され、今日は原口さんとも会って帰られたが、迎えた鹿児島地方のマスコミは大勢集まり、両先生の存在の大きさを知った。何とか、中牟田裁判長にも思いが伝わって欲しいものだが。
昨夜は、両先生が宿にお戻りの後、二次会、三次会、四次会と続いて、ホテルに帰って寝たのは午前様も午前様の4時だった。
さすがに眠かった!