どれだけ罪を犯しても反省しない奴は反省しない。出来ない体質だからこそ、罪を重ねるのだが、それが犯罪者ならば、それなりに罪を問われ、自分に返って来るのだから良いが、これが警察官や検察官、裁判官となると始末が悪い。
氷見事件で有罪判決を下した中牟田裁判官は、今、鹿児島地裁にいて大崎事件の再審裁判を担当している。氷見事件は国賠裁判の中で、柳原さんが犯人に作られる経過が明らかになった部分がある。捜査が自白に捕らわれ、犯人に結び付く物的証拠の検討を怠ったり、無視したりしたことが、真相の解明を妨げた。
今、中牟田裁判官が、自分の係わった氷見事件を、どのように考えているか判らないが、俺は、「無実の人も自白をする、総ての証拠を検討して、氷見事件と同じ過ちを犯さないで頂きたい」と、中牟田裁判官と合議する裁判官に手紙を書いた。
あれから数ヶ月だが、鹿児島から「検察が大崎事件の決定は年内にもあると記者会見で語った」との情報が入った。
大崎事件弁護団は、隠された証拠の開示を求めたが、それらの願いを切り捨てたまま決定を下すのだろうか。
これまでの裁判所には、次々に無実の人を有罪にした高木俊夫、小倉正三と言った、どうしょうもない犯罪者がいた。
中牟田裁判官も、その先愚たちに背を並べるのだろうか。