検察の実態を知らない人には、Oさんの証言を無視する検察の態度は信じられないだろう。でも、知っている人には、さもありなんかな。
Oさんの証言では、もっと呆れる事実がある。
Oさんの証言調書は、30数年ぶりに土浦での再審で開示されたが、その日付が「昭和42年10月16日」なのだ。そして、その調書には「8月30日以来、たびたび申し上げている」旨のことが書かれているのだ。
それで弁護団が「たびたび申し上げていると言う、事件発覚の8月30日からの調書を公開して」と求めたところ、例の如くに「不見当」との回答なのだ。無いと言う。
あなたは、この検察の回答を信じますか?
彼女は被害者の家に寄ろうとして目撃しているのだ。当時、34歳。警察が聞かない訳がない。調書を取らない訳がない。訳があるとすれば、それを公開できないという訳。多分、事件発覚直後のOさんの目撃談には、もっともっと我々を犯人に出来ない事実が書かれているのだと思う。だから、俺が嘘の自白をさせられた翌日の物しか開示できないのだろう。
検察の汚さは、これだけではない。俺たちを有罪とした判決には「7人の目撃者、状況証拠がある」と書かれている。ところが、赤根さんの書いた意見書には目撃証人は6名しかいない。6名の目撃によって杉山と桜井は犯人だと言う。Oさんの息子、Aさんが消えているのだ。
Aさんは裁判で証言している。母親と違い、布佐の親戚に行ったという時間差があるために、我々を目撃していても不自然ではないと判断したから証言させられたのだろう。そのAさんなのに、なぜ、赤根さんの意見書では消したのか。それは第6弾批判に回答不能だからだと思う。
前回に書いたように、Oさんが事件当夜、Мさん宅に野菜を買いに行き、Gさんに会い、当主の帰りを待ち、テレビを見た事実は揺るがない。検察が開示を拒否する、「不見当」と称する、自転車を借りたHさん、立ち話をしたGさん、野菜の買い出し先のМさんらの調書が日の目を見たならば、この事実は明明白白になる。しかし、明確になって我々の無実を証明されては困るから、何があっても検察は出さない。それらの証拠を見ている検察官が、誰よりも我々の無実を知っている。
これが布川事件の真実なのだ。
俺は赤根さんに言いたいよ、法曹家として、人間として恥ずかしくないのかなあ。検察官になったのは、こんなことをするためなの?貴女の法曹家としての能力を使う道を誤っているのではないだろうか。検察官を辞めて、ぜひ冤罪で苦しむ者を助けて欲しいと思います。もしかすると、この意見書は前任者などが書いて、赤根さんは印鑑を捺しただけかもしれない。今に繋がる自分の人生に確信を持つし、誰をも恨まない俺は、決して、貴女だけを責めるつもりは無いけれども、この意見書は、本当にお粗末だよ。検察庁は、本当に恥ずかしい、お粗末すぎるよ。
多分、これで検察意見書批判は終わるだろうが、書いていて空しい思いになったな。こんなに歴然とした嘘がまかり通る裁判と検察。そして、今も高裁の判断を不安も含めて待たなければならない現実。日本の司法は狂っている。俺は、この現実が変わって欲しいと祈りたいよ。いや行動するしかないけど、証拠を隠したら犯罪者、証拠をねつ造したら犯罪者、当たり前に裁かれなければおかしい。俺たちは、もう41年だよ、犯人にされて。その原因が、警察の証拠のでっち上げと検察の証拠隠しにある。こんなことが許されて良いはずはない。俺は、検察が犯罪者と認めるまで、声を上げる。上げ続ける。裁判員制度が始まるとき、裁判が自分たちのものになる国民の皆さんの良心とともに!
Oさんの証言では、もっと呆れる事実がある。
Oさんの証言調書は、30数年ぶりに土浦での再審で開示されたが、その日付が「昭和42年10月16日」なのだ。そして、その調書には「8月30日以来、たびたび申し上げている」旨のことが書かれているのだ。
それで弁護団が「たびたび申し上げていると言う、事件発覚の8月30日からの調書を公開して」と求めたところ、例の如くに「不見当」との回答なのだ。無いと言う。
あなたは、この検察の回答を信じますか?
彼女は被害者の家に寄ろうとして目撃しているのだ。当時、34歳。警察が聞かない訳がない。調書を取らない訳がない。訳があるとすれば、それを公開できないという訳。多分、事件発覚直後のOさんの目撃談には、もっともっと我々を犯人に出来ない事実が書かれているのだと思う。だから、俺が嘘の自白をさせられた翌日の物しか開示できないのだろう。
検察の汚さは、これだけではない。俺たちを有罪とした判決には「7人の目撃者、状況証拠がある」と書かれている。ところが、赤根さんの書いた意見書には目撃証人は6名しかいない。6名の目撃によって杉山と桜井は犯人だと言う。Oさんの息子、Aさんが消えているのだ。
Aさんは裁判で証言している。母親と違い、布佐の親戚に行ったという時間差があるために、我々を目撃していても不自然ではないと判断したから証言させられたのだろう。そのAさんなのに、なぜ、赤根さんの意見書では消したのか。それは第6弾批判に回答不能だからだと思う。
前回に書いたように、Oさんが事件当夜、Мさん宅に野菜を買いに行き、Gさんに会い、当主の帰りを待ち、テレビを見た事実は揺るがない。検察が開示を拒否する、「不見当」と称する、自転車を借りたHさん、立ち話をしたGさん、野菜の買い出し先のМさんらの調書が日の目を見たならば、この事実は明明白白になる。しかし、明確になって我々の無実を証明されては困るから、何があっても検察は出さない。それらの証拠を見ている検察官が、誰よりも我々の無実を知っている。
これが布川事件の真実なのだ。
俺は赤根さんに言いたいよ、法曹家として、人間として恥ずかしくないのかなあ。検察官になったのは、こんなことをするためなの?貴女の法曹家としての能力を使う道を誤っているのではないだろうか。検察官を辞めて、ぜひ冤罪で苦しむ者を助けて欲しいと思います。もしかすると、この意見書は前任者などが書いて、赤根さんは印鑑を捺しただけかもしれない。今に繋がる自分の人生に確信を持つし、誰をも恨まない俺は、決して、貴女だけを責めるつもりは無いけれども、この意見書は、本当にお粗末だよ。検察庁は、本当に恥ずかしい、お粗末すぎるよ。
多分、これで検察意見書批判は終わるだろうが、書いていて空しい思いになったな。こんなに歴然とした嘘がまかり通る裁判と検察。そして、今も高裁の判断を不安も含めて待たなければならない現実。日本の司法は狂っている。俺は、この現実が変わって欲しいと祈りたいよ。いや行動するしかないけど、証拠を隠したら犯罪者、証拠をねつ造したら犯罪者、当たり前に裁かれなければおかしい。俺たちは、もう41年だよ、犯人にされて。その原因が、警察の証拠のでっち上げと検察の証拠隠しにある。こんなことが許されて良いはずはない。俺は、検察が犯罪者と認めるまで、声を上げる。上げ続ける。裁判員制度が始まるとき、裁判が自分たちのものになる国民の皆さんの良心とともに!