大崎事件という冤罪がある。ありもしない選挙違反事件をデッチ上げて全国にその名を轟かせた鹿児島県の志布志警察署が29年ほど前に作った冤罪だ。
この事件で犯人にされた一人の原口アヤ子さんは、今81才。無実を晴らさなくては死ねないと頑張っておられる。証拠も自白も無しに、共犯とされた人の嘘の自白で有罪にされたのだから、本当にひどい。
昨日は、その大崎事件の総会と原口さんの闘いを演劇にしたものが上演された。一度は再審開始決定がありながら、それが取り消されて第二次再審請求をしょうという今、彼女の味わった辛酸が、迫真の演技によって鋭く表現されていた。同じ思いを知る者として、その叫びに共鳴して涙が零れた場面が数回。原口さんに一日も早く無罪判決がありようにと祈る思いになった。
この大崎事件は犯罪では無くて自転車で深いコンクリート用水路に落下した事故なのだ。それを手荒く扱って殺したと勘違いした者がいて、被害者の家の堆肥の下に隠し埋めたから事件にされてしまった。自宅の堆肥下となれば疑われるのは家人。原口さんと夫など、三人の犯行とされた。
被害者とされた人は、用水路傍で下半身を露出してずぶ濡れで寝ていたのが目撃されている。それが不思議と思われないような大酒飲みだったらしい。
大崎事件にも真相を隠す不正がある。道端で寝ていた「被害者」の目撃情報が、たった一人のモノしか提出されていないのだ。もし目撃情報の総てが開示されたならば真相が見えるに違いない。
「被害者」を自宅に連れ帰った二人は、通夜の席で泣いて放った言葉があるそうだが、残念ながら何も話さずに他界したそうだ。
間近くなった布川事件の決定は、かなり重要な位置を占めそうだ。勝って証拠開示に道を開いて、原口さんを早く勝たせたいと、強く思った一日だった。
この事件で犯人にされた一人の原口アヤ子さんは、今81才。無実を晴らさなくては死ねないと頑張っておられる。証拠も自白も無しに、共犯とされた人の嘘の自白で有罪にされたのだから、本当にひどい。
昨日は、その大崎事件の総会と原口さんの闘いを演劇にしたものが上演された。一度は再審開始決定がありながら、それが取り消されて第二次再審請求をしょうという今、彼女の味わった辛酸が、迫真の演技によって鋭く表現されていた。同じ思いを知る者として、その叫びに共鳴して涙が零れた場面が数回。原口さんに一日も早く無罪判決がありようにと祈る思いになった。
この大崎事件は犯罪では無くて自転車で深いコンクリート用水路に落下した事故なのだ。それを手荒く扱って殺したと勘違いした者がいて、被害者の家の堆肥の下に隠し埋めたから事件にされてしまった。自宅の堆肥下となれば疑われるのは家人。原口さんと夫など、三人の犯行とされた。
被害者とされた人は、用水路傍で下半身を露出してずぶ濡れで寝ていたのが目撃されている。それが不思議と思われないような大酒飲みだったらしい。
大崎事件にも真相を隠す不正がある。道端で寝ていた「被害者」の目撃情報が、たった一人のモノしか提出されていないのだ。もし目撃情報の総てが開示されたならば真相が見えるに違いない。
「被害者」を自宅に連れ帰った二人は、通夜の席で泣いて放った言葉があるそうだが、残念ながら何も話さずに他界したそうだ。
間近くなった布川事件の決定は、かなり重要な位置を占めそうだ。勝って証拠開示に道を開いて、原口さんを早く勝たせたいと、強く思った一日だった。