桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

陶板浴

2008-06-22 | Weblog
龍ケ崎に陶板浴がある。竹屋と言う住宅建築会社が、人の健康を願った経営者の方針で始めた施設だ。
その竹屋の経営者は、俺たちを長く支援してる下さってる。以前にも会社の講演で呼んで下さったが、今日は陶板浴の施設で布川事件を語る機会を作って下さった。病いに免疫力のアップを促し、引きも切らずに入浴客のある陶板浴。その来客などを対象の話だったが、約20名ほどに話を聞いて頂いた。
皆さんがどう思ってくださったかは判らないが、何時も通りに我が闘いの41年を語った。
来年、裁判員制度が始まるとき、証拠捏造、証拠隠しの沢山ある布川事件は、判って貰えることが多いと思う。きっと何かを感じて貰えたし、これからも出来る限りに体験を語るべく、努めたいと思った。
経営者である磯貝さん家族の温かい思いに触れ、改めて冤罪と闘って来た人生の幸せを感じた1日だった

2008-06-22 | Weblog
布川事件は長く闘っているせいで、いろいろな方が支援をして下さる。
その中に画家の福原真志先生がおられる。お力添えを頂いて、もう何年だろうか。30年位になるかも知れない。
先生は人物画の大家で、自民党の政治家なども肖像画を依頼して来ることがあるらしい。勿論、金で描かない先生、「あんな連中は描く価値がない」と笑っておられた。
そんな先生から「布川事件の二人を描きたい」とご連絡を頂いて頂いたのは、この3月のことだった。
それから先生宅にお邪魔して描いて頂いたが、今まで実際に完成した絵を見ていなかった。昨日、やっと、横浜での個展に行くことが出来た。
テレビから流れる自分の姿は何度も見ているが、自分の絵を見るのは映像とは、また違った感じがする。何か恥ずかしい!そんな感じだった。
先生は四川大地震に心を寄せられ、その支援に個展を開かれています。ぜひお近くの方は足をお運び下さい。
横浜市関内駅を降りて港の方向。本町三丁目交差点を過ぎて二本目交差点左、県民共済馬車道ビル一階ギャラリーです。