桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

コンサート

2008-06-09 | Weblog
毎年、今頃に八王子で佐藤光政さんのコンサートがある。長く布川事件を支援して下さる光政さんの歌声を聴くため、出来る限りに行くようにしている。
八王子には、熱い支援者であった大谷さんという方がいた。2年前に病いで他界されたので、それからはコンサートの度に墓前に訪ねることにしている。今年は連れ合いと二人だけだったが、墓地にある植木の剪定をして来た。そして、近いはずの決定を見守ってと祈って来た。
今年は布川関係者が11人。一つのテーブルを仲間だけで囲む気楽さ、毎年、充分に堪能するが、今年も飲んで食べて語って、そして光政さんの心地好い歌声を聴いて、大満足の1日だった。もし冤罪に陥れられなければ、絶対に人生で出会わなかったし、交わらなかったろう人たちとの時間は、何時もながら楽しい。こういう時が有るたび、冤罪に陥れられたことを不幸では無かったと思える。
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シンポジウム

2008-06-09 | Weblog
法学者の豊崎先生、志布志事件、引野口事件の関係者を招き、布川弁護団事件のシンポジウムを開いた。
志布志事件と引野口事件は一審で無罪が確定した。41年になる布川とは違うが、何れも警察と検察の非道で理不尽な取り調べによって犯人にされた。
そもそも犯罪など存在しないのに選挙違反を作り上げ、踏み字と言う精神的拷問を行い、しかも、その行為を当然だと裁判で刑事が語った志布志事件。
実家で兄が殺害、放火され、本来なら被害者の立場なのに、誰か(この誰かは判っている)からデタラメな話を聞いて信じ込んだ警察から何ヵ月も自白を迫られながら、それに耐えた引野口事件の片岸みつ子さん。しかも、ご主人は警察の迫害を受けて自殺に追い込まれている。
どの冤罪もひどい話ですが、布川事件は証拠の捏ち上げ、改ざんがなされている上に、検察は、まだ沢山の証拠を隠して、我々の無実を証すことを妨害してます。今度のシンポジウムでは、改めて、こんなことが許される筈は無い!と言う怒りを感じました。
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