職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

漱石の言葉を思い出す

2024年02月19日 | ヤスさん日記
理と情
について
考えています。
ここ最近
ながさんにも文章をお願いした
本の編集の中で。

私は
情に流されやすいタイプ
だとゆうことは
重々承知
なわけですが
それを補ってくれる
仲間たちの理のお陰で
立ち止まって考えることができる。

漱石は
よく世の中や
人間を観察した言葉を遺してくれました
「智に働けば角が立つ
 情に棹させば流される
 意地を通せば窮屈だ
 とかく人の世は住みにくい」

ほんと
そうだなー
と感じる今日この頃。

ただ
情に流されるのではなく
理に立って情を以て落とし前をつける。
その覚悟さえあれば
スッキリとするのかもしれません。

一晩
よくよく考えて
今のその答えに辿り着きました。
よく考えるとは
よく刃物を研ぐことに近いのかもしれません。
鋭ければ
痛みも感じない。

いや
やはり
その時は感じなくても
後々
血は出るものですかね。

さて
今日から
ウィークディ。
張り切って参りますか。
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陽だまりの幸せの中

2024年02月18日 | ヤスさん日記
新潟の
2月なのに
明らかな青空が
いっぱいに広がる日々。
折角なのだから

新潟市の打ち合わせに出る時も
石瀬の家に車を置いて
岩室駅前の商店で惣菜を買って
チューハイを呑みながら
近くの公園でお弁当を広げます。

少し
風は冷たいのですが
陽だまりにあるベンチで
ゆっくりと過ごすことで
春の兆しを感じるわけです。

まだ
早い春の兆し。
でも
どうせなら楽しみたい。
そして
少し心地よく
電車に乗って
パソコンを開きながら
午後からの打ち合わせに備える。

ほんの小さい
幸せです。
でも
こんな時間が
日々に感じられるこそが
幸せなのだろう
と感じる朝。

ながさん
一息つきに
新潟にいらしゃってくださいね。
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喜びに包まれる朝

2024年02月17日 | ヤスさん日記
朝一番で
結婚指輪を納めさせてもらい
その時の
お二人の顔は忘れられません。
特に
男性の無邪気な喜びが溢れる空気。
若いって
いいですね。

これが
琴線に触れるとゆうことは
私のどこかにも
その喜びが
残っているのだろうか
と思いながら。

若いとは
新鮮さを保てること。
だとしたら
先日の映画
PARFECT DAYSも
若さを保っているお話
とも言えるかもしれません。

精神的な若さを保ちながら
肉体的には老いる。
この時の
ハレーションは
そんな風に起こるのか。

そんなことを考えながら
工房に戻り
黙然と仕事に励みました。
二人の喜びの熱量を
私もいっぱいにいただきながら。

今日は
仲間のレストランの新規開店レセプションに。
新しく一歩を踏み出した二人の
応援になれるような器を持ってゆきたい
と思います。
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気合について考える

2024年02月16日 | ヤスさん日記
気合いに
ついて考えていました。
太ももが冷えて
ずっと
低調に風邪をひいているようです。
特に
激しく症状がでているわけではない
のですが。
明らかに
身体が冷えている。

こんな時は
お酒を控えて
早めに寝て。

グッと熱が出て
スッと風邪が抜ける。
そんなデトックスも
できたらいいな
と思いつつ。

毎日が仕事の私には
そんな低調さがちょうど良い
のかもしれません。
この低調さの中でも
変わらない仕事の進みは
職人ですから
と言いたいところ。

人に会うには気合いを入れる
必要がありますが
日々の仕事は無為自然に
流れの中にあるもの。

そんな1日の流れの中でも
身体の回復を促すような時間を
とりたいと思います。

今日は朝イチで
結婚指輪の納品へ。
幸せに包まれた二人の記念の品。
ありがたいことです。
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新潟のカッコいい大人第一番

2024年02月15日 | ヤスさん日記
カッコいい大人
とゆうと
格好つけていると思われて
燕のある部分の経営者の方々には
受けが良くなかったのですが
格好つけているのは
カッコよくないとゆうことを
どう理解してもらえるでしょうか。

そんな答えを
持っている大人に
昨日お会いしました。
新潟市で
市民映画館を立ち上げた方に。

74歳とゆうと
私の父の少し下の世代。
でも
その魅力と言いますか
吸引力と言えばいいので。
益々
惹きつけてゆくカッコいい大人
なのです。

カルチベイトメンバーで
今回も同人誌発行に向けて
小一時間ほど。
私は
お話をお聞きするだけでしたが
その言葉を浴びていると
内省せずにはいられません。

「既にひと掴みの砂金は持っている」
「狂うほどに考える
 そして、一歩手前で戻ってくる。」
この言葉を胸に刻み。
同人誌完成までやりきります。
3月30日土曜
東京での発表に向けて。
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その力を与えてくれる論語

2024年02月14日 | ヤスさん日記
私に
長い目で観る力を
与えてくれるのは
一枚の銅板を叩き形にしてゆく工程

夜な夜な工房で開催される論語に学ぶ会。

人間は
3000年前から
本質は変わらないものだ
と感じさてくれます。
論語を通読してみると
その人間模様が面白く。
その中で
人間を観る目を養ってくれている
と感じます。

論語は
リーダー学とも言われますが
観る
視る
見る
察る

いろんな角度からの見方を
示してくれて。

それは
わかりやすい単語を
文章の中から抜き出すのではなく。
弟子の性格や
国々の関係性の地図が広がると
一層理解が深まるもの。

昨日の懇親会では
支配について話し合ったのですが
先日の
尾崎の卒業を熱唱した影響が
出ていたかもしれません。

しかし
そんな時間に付き合ってくれる雰囲気も
また楽しからずや。
一番開けての新潟は
春かと思わせるあたたかさが続きます。
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もう春かと思うような

2024年02月13日 | ヤスさん日記
穏やかな天気
が続きます。
被災地のことを考えたら
雪は降らない方が良い
寒い方が良いと思います。
そして
農家のみんなのことを考えたら
新潟の山の方は雪が降ってほしい
と願います。
こんな我儘なことを考えるのが
人間とゆうもの
でしょうか。

昨日も
石瀬の家での
豆皿販売会に
応援をありがとうございました。

ゆっくりとした時間で
私は
庭いじりをしたり
石瀬の家の整備をしながら
時を過ごしました。

早めに家に帰って
ご飯を食べて
お酒はなし。
ゆっくり
お風呂に入りながら本を読んで
早目に寝る。

仕事をして
自分を育んで
身体を休める。
こんな幸せを
共有できる人は
どれくらいいるのだろう
と看過が得ながら。

ほんと
いろんなことがあります。
いろんなことがある中での
自分の環境での選択。
それが積み重なって
人格になる。

今日も
快晴の新潟。
銅板を叩きながら
工房周りの整備も進めるとします。
今月末には
滋賀県から鎚起銅器道場の体験に来てくれます。
私を手放して
みなさんの力に託す。
そんな伴奏者になれればと。
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旧暦的三ヶ日

2024年02月12日 | ヤスさん日記
旧暦的な三ヶ日は
イベントが目白押し。
昨日は
いつもの
新潟市内のイベントスペースで
盃づくり体験を。

毎回毎回
足を運んでくれるみなさんの
ありがたさを感じます。
そして
ここでのものづくりが
鎚起銅器の可能性をひとつ開いた
とも感じます。

鎚目があることが鎚起銅器か。
その工程が鎚起銅器か。
とゆう問い。
その答えのひとつが
参加者さんの手から
生み出されているのです。

今年は
私もヘラ絞りを導入した事業ラインを
つくることになりますが
鎚起銅器の世界地図を
私たちはもう一度確認しなければなりません。

そして
その地図の上で
自分なりの方位磁石を持たなければ。
新しい可能性に向けて
飛び込めないでしょう。

和暦的三ヶ日の最終日。
今日は
石瀬の家での鎚起銅器道場を育む
豆皿販売会です。
どんな反応があるのか
未知ですが
石瀬の家の整備をしながら
じっくりと臨みます。
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睦月新月に噛み締める食の職人

2024年02月11日 | ヤスさん日記
昨日の睦月新月
お昼は株式会社カルチベイトの役員と
新潟市の日本料理のランチを
4時間ほどかけていただきました。
一品一品
丁寧な提供と弾むお話。
この時間の贅沢さを
噛み締められる幸せ。

料理も避ければ
器も良い。
ひとつひとつに理由があり
そこに技術が込められている。
こういった時間は
職人としての
心の栄養になるものです。

そして
独り
ホテルのラウンジで
信濃川を眺めながら
コーヒーを飲み。
今年の
目標と計画を確かめる。

鎚起銅器道場や
新機軸の事業。
出版もあり
出張も決まり。
相変わらずな
忙しさですが。

自分のやるべきことが
これだけあることは
幸せなことです。
新しき挑戦。
今までの経験を引っ提げて。
今年も
職人やります。
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新しい一年の巡りに

2024年02月10日 | ヤスさん日記
旧暦新年
明けましておめでとうございます。
本日は
睦月の朔日。
何がおめでたいかって
今日をひとつの区切りとして
自分の心を
またひとつ新しくできる
ってこと。

気分一心。
この巡りは心と身体のリズムを
確かめ整えるのに
良いきっかけを与えてくれています。

今年は
私の中での新機軸。
誰か
一緒に仕事をしてくれる人を求め。
新しい鎚起銅器の世界を
探究する年。

それは
鎚起銅器道場であり。
新しい商品開発であり。
縁を活かした広がりであり。

ワクワクする
とゆう言葉を使うには
まだ
しっかりとした道筋が
確かなものにはなっていませんが
私の感じる成長の兆しに向けて
今年も励みます。

新潟市内は快晴。
天晴れな本日を定休日とし
この空を楽しみます。
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