先月29日から作業を始めたED19里帰り用ジオラマ作り。6年前に購入しておいたWAVEのTケースを使うため、倉庫から引っ張り出してきました。
箱から出すとなんと四隅にひびが入っていて、その中の一か所の大きな傷は脱落寸前になっていました!
購入後初めて出したのでこれは輸送中に傷が入ったのだと思います。在庫はこれだけなのでこれを使う事にします。アクリル接着剤で固定しなおしましたが、一部白濁してしまい見栄えは悪いけどケースはなくても、この情景なら大丈夫なケース(ダジャレ)ですから、埃除け出来ればOK(オッ、ケース!)(笑)
そんな馬鹿なこと言いいながら、まずは下地に使う1mm厚のスチレンボードをケースの底の大きさに切断。次に道床は2mm厚を使用して必要枚数を確保。
今回は16番ですから複線を入れるのが限界の幅しかありません。お立ち台ですから無難に機関区風にして、凝った景色は割愛しています。
レールは今後使用することはないであろう、死に在庫のシノハラレールを使う事にしました。枕木の嵩がないので機関区のような級が落ちるレールの表現には最高です。
架線柱がある電留線とない留置線の組み合わせにしたので、小型の蒸気も一緒に並べる事が出来ます。
架線柱はローカルタイプが在庫でごろごろあるので、これもやっと活用できるのがありがたいですね。(でも1本しか使ってないね)
道床が貼れたらレールを這わせてますが、基礎が薄いのでスパイクが打てないためボンド接着です。固定に合わせてレールも塗装しておきました。
接着がしっかり乾く時間が必要なので、作業はここでいったん終了です。
翌日からバラスト、パウダー撒きの作業になります。少し濃い目の木工ボンド水溶液を使用し、外周の縁には木工ボンドで外壁を作り、水溶液が外に漏れださない様対策をしています。
散布したバラスト等がしっかり食いつき乾燥するまで3日程ほったらかしにしました。
ちょっと長く放置しすぎたせいか、ケースの底に張り付けようと思ったら、なんとUの字状態に両端が反っていました。幸い路盤が薄いので元に戻すことは簡単でしたが、木工ボンド水溶液の浸透で乾くときに板が内側に引っ張られたのだと思われます。
経年変化で修理するか張替える時に剥がしやすいので、ケース床への固定は両面テープにしました。
機関庫は在庫が減るやん、じゃなくて御用済みのヘルヤンの小型機関庫を使用しました。武蔵野電鉄時代に使用していたお古です。煙突カバーが紛失していたので、傘を自作して1mmの洋白線で足を作って屋根にぶち込んでいます。
屋根の塗装が一部傷んでいたので部分塗装してジオラマに据え付けました。
ケースに収まる高さだったので、これも有効利用が出来て良かったです。
キットの噛み合わせは外国メーカーの特徴でもある、愛の悪さ、じゃなくて合の悪さです。
特に屋根の角度に左右の先端がピタリとくっつかない曖昧さはすごいですね。
隙間が有って下が覗けますから、強制的に接合するところは緻密な国産では味わえない(笑)
それでも出来は悪くないので、古典臭いローカルな情景にはよく合うような気がします。
気軽に買える価格は良心的だと思います。