国鉄時代の近代化車両において、少し特殊な用途で登場した155系。
趣味的には好みが分かれる(マニアック)車両と言えるかもしれません。
157系が入線した事で代表的車両がほぼそろった事になりましたが、その中で欠番だったのがこの155系です。
奇しくもN藤史郎さまが16番で製作中。それに触発されたわけではないのですが、たまたま値落ちした最後の在庫が残り1セットになったので緊急導入になりました。
別付け部品がカプラーポケットに噛ませる胴受けとジャンパー栓の2種。
胴受けのはめ込みについては、図面が差し込む矢印のみですが、実際には差し込む場所が少し分かりにくかったです。(写真は取り付け前の状態)
ジャンパー栓はコード付きと蓋をした状態の2種類を選択する事になります。
先頭車2両に同じものを付けるのも面白味がないので作り分けしています。ついでにヘッドマークも前後で変えてみました。
低運転台と大きなヘッドライトが時代を感じさせます。屋根の嵩が低い車両ですから見た目はカエルみたいですね。
151、153、155、157系が揃いましたので150系列増備は終了です。実際には159系が欠番になりますが少数世帯で155系と同様の目的車両なので、これについては増備は行う予定はありません。
今現在、塗装を終えておりまして、窓入れなどで苦戦しております。401系の時には1mm厚のアクリル板を使い、2段サッシを表現するために、0.5ミリ厚プラ板を1mm幅に切ってその厚みを中桟に見せる、という方法を採りましたが、このアクリル板の切断が大変骨が折れるので、タミヤの0.4mm厚透明プラ板を使ったのが失敗の始まり。切断断面が綺麗にならず目立ってしまう、しかもその断面にプラ板の帯を貼ろうとしても板厚がないのでうまく接着出来ないうえに見苦しい仕上がりとなってしまいます。仕方がないので、中桟も塗装で表現することにしたものの、0.5mmのマスキングは難しく、結局1mmほどになってしまいました。そしてそもそもの話なのですが、新性能電車の側窓に於いては段差が小さく、2段窓の表現は苦労したところであまり目立たない、ということです。
ここへきていろいろ身辺忙しかったので、仕事もやっつけ気味になってしまい、いまさらアクリル板の窓に挑戦する気も起きないのでこのまま進めていこう、と思います。そもそも精度の低い工作では窓枠の幅(銀色塗装の部分)を適度な寸法にするのにも誤魔化しが利かず、難しいのです。
いろいろ勉強になりますが、技術の向上が見込めない以上、経験を積むことによって、それを補う、ということを繰り返していく、ということになるのでしょう。
この度は155系の入線、おめでとうございます。
模型店の在庫では155系があちこち残っており、あまり人気が無かったのかも知れません。
実物は1959年~1980年と短い活躍期間でした。
私は修学旅行色も晩年の東海色も見て居ましたよ。
これで晩年の東海色を出してくれたら欲しいのですが・・・。
私は前面のジャンパー栓の取り付けが苦手です。
特にジャンパーホース無しの「栓」だけは全くダメです。
kimi2社長は流石ですねぇ?
様々な技法で挑戦中の作業を拝見しながら、フルスクラッチで挑戦していること自体がすごい事だと思わせていただきます。
時間をかけて納得する物を作ると言うのは、流石前職の職人魂というところではないでしょうか!
らくらく街道をまっしぐらの私の胸には、すでに数千本の針が刺さっていますよ
ライト下にあるステップが張り出して取付穴に栓を入れる時に干渉します。
取付用のガイドがくっついていますが、取り付け後に切り落とすタイプなので、付け根が軟弱ですから穴に押し込むのにコツがいりますね。
155系の実車は1度だけ見ましたが、塗装変更後の車両だったと思います。屋根がぺったんこだったので違和感が半端なかったです。
当時は形式に興味がなかったので、見た目の印象で車両の区別をしていました。
もしかすると159系かもしれませんけど、塗装変更後に東京圏に乗り入れていたかは分かりませんが、見たのは多分155系かな・・・・・?