ルール違反をした本人が遂に、記者会見。遅すぎるようでもあるが、神のような存在(?)だった監督からの指示によりこうなった。その場できちんとした受け答えをした姿には多くの視聴者が好感をもったのではないか。行為そのものはいただけないが、背景の日大アメフト部にも大きな問題があったわけで。監督とは気軽に口をきける関係ではなかった、と選手が語っていたがそれって何? そんな関係では師弟関係はおろか、試合を構成する事も難しいのではないのか。大学のアメフト部ってそんなものなの? これが氷山の一角で~って事にはならないと思うが、女子レスリングの選手とコーチの問題然りでどこにでもある話? と疑いたくもなる。日大の場合、監督自身が常任理事で大学の№2の地位にいると聞く。それは駄目なんじゃない。独裁的に権力をふるうのはどんな場合も良くない。人間だから誰でも間違いを犯す。その時「ちょっと待って。間違ってはいませんか」と助言する立場の人がいないと。政界(日本)でも今や独裁者が闊歩しているが、どこかで誰かが止めないと。嘘をつき、悪事を働いても誰一人責任を取らない。スポーツ界以下なのが政界なのか。誰がこんな世の中にしたー!「責任者出てこい」と今こそ言いたい。
エベレストへの挑戦、また頑張っていたのね。最近NEWSでも耳にしないからどうしているのかな? と気になっていた。夕方のテレビニュースで下山途中で連絡が途絶え、スタッフが遺体を発見したと聞き驚いた。慌てて彼のHPを確認。本人が更新出来ないのだから当たり前だけど、エベレストへ出掛ける前の元気な笑顔ーなんとも痛々しい思いで眺めてしまった。以前より少しヤツレタ? 35歳の年齢の割に疲れた印象。友達でも親戚でもないのだから、いなくなったからってなんて事ない筈。だけど、あれだけ慎重そうに見えた人でも失敗してしまう事があるんだね。山、しかもあれだけの山だから並みに考えでは及ばない事ばかりなのだろう。無事に帰って来てこその山登り。植村直己さんも帰り道での事故だった。高齢の父親が「交通事故で亡くなるよりあの子にとっては山で命をおとした方が~」と仰っていたそうだが、何とも気の毒。にとってはまだまだしたい事がたくさんあったでしょうに。ご冥福をお祈りします。
カンヌ映画祭で是枝監督作品・万引き家族がパルムドールを獲得したとニュースが伝わった。日本人としては珍しい事。この作品の良さを海外の映画関係者が評価してくれたのは有り難い。もっとも私自身は作品を観ていないので、何とも言えないのだが。是枝さんなら間違いはないだろう、との憶測。前回の”三度目の殺人”は俳優としての才能を認めたくない福山雅治さんが出ていたので観なかった。彼がいるだけで作品そのものがつまらなくなる、と思い込んでいたもので。今回はかつて福山さんと共演していたリリーフランキーや樹木希林、安藤サクラさんなどが出演。面白いメンバーを揃えたなーとも思うし、万引きを用いているところもユニーク。微妙な家族の話を海外の人たちがどれだけ理解したのかは定かではないが、特別な賞を受賞したのだからそれなりの評価は得た、のだろう。来月には公開予定。期待はせずに観に行こう。その方が本質を見極めらると思うから。なーんてね。是枝監督、おめでとうございます! 努力が報われて良かったですね。congratulation!
50年近く前に作られたものなので、ある程度の古さを覚悟して観た。青年の笑顔と文句を言う時に一捻りする彼女のセリフが面白かったので救われた。大きな車が道狭しと走る様子はアメリカ映画の定番。大金持ちと結婚するにはそれなりでないと釣り合わないのは今も同じか。日本の皇室然り。そう言えば、小室さんはその後どうしているのか? しばらく前に警護の人数も減ったと週刊誌にあったが。話を戻す。ラストシーンがトップにも使われているので、これを観る側は悲劇だと承知の上で観る事になる。これってどうなの? 古い映画にはありがちだけど、手法がズルい。どうなるの? どうなっちゃうの? と思いながら進む楽しさがない。当時も話題をさらった、フランシスレイさんの音楽も、素晴らしいには違いないが登場数が多すぎて辟易。作品をけなすつもりはないが大ヒットした理由がイマイチ、分からなかった。こちらの感性が鈍いせい?
俳優の樹木希林さんが語る”人生の贈りもの”(朝日新聞・朝刊に掲載)を楽しみながら読んでいる。昨日の回に面白い話があった。その昔、森繫久彌さんと演じたドラマでのギャラの件。希林さんは当時新人(?)だった頃と思われるが、一本の出演料が1万円。大学卒の初任給が1万2千円の時代なので決して安い金額ではない。ただ、共演の森繫さんはなんと! 120万円。「作品の中身は忘れてもギャラのことは覚えているものね」には笑えたが、森繫さんの額には笑えなかった。彼女も「これは森繫さんがいかにすごい人だったかという証ね。映画界のスターをテレビにお迎えしたわけだから当然の額ですよ」と話す。今も映画スター(存在するなら)は破格の値で商売をしているのだろうか。ハリウッドスターは別物。日本にもそれを真似た(?)俳優はいるかも知れないがその価値のある演技が出来る人はないなかいない。例えて言えば、今の希林さんが値するのかも。一時は嫌悪感を感じ、見たくないと思った時期もあったが、ここ数年の彼女はとても良い。病を患ってから映画の仕事しかしていないそうだが、そのままゆっくりと年齢を重ねて欲しい。あの人が出ているから映画館へ行こう、と思わせてくれる数少ない俳優。それが彼女。しばらくはそのままでお願いします。