彼を知ったのはいつだったのか忘れてしまった。ちゃんとした演技を見たのはドラマ・最高の離婚。瑛太とのチグハグな感じのやり取りが面白かった。演じているのか素の彼なのかが分からないように見えた。映画雑誌を読んでいたら彼のインタビユー記事があった。見かけとは違い、熱い役者らしい。本当の彼にはなかなか巡り合えない気もするけれど、役者の仕事が好きなようなのでこれからが楽しみ。演じる時に墓ならずその人に成り切るそう。だから”最高の離婚”の時もどっちがどうなのか分からなかったのか? こんな事を言ったら失礼かもしれないが時代劇はやめた方がいいかも。マゲ姿は似合わない。”八重の桜”での姿には違和感が大いにあった。本人は納得のいく出来だったのかしら? 厚みも重みもなくて薄っぺらな印象しかなかった。アニメ界ならあれでいいのかも・・・・。失礼を承知で書きました。ごめんなさい。インタビュー記事内でも取り上げていた、BSでのドキュメンタリー番組では昔の音楽仲間と野外でギターセッションする場面あり。自己陶酔の世界だったけど、なんかカッコ良かった。あれが開放されは本来の姿なんだね。そこらを正直に話すのも彼らしくていいのかな。映画・夏の終わりを早く観たい。
仕事で上司と意見が合わない。相手はかなり自己主張をするタイプ。そのタイプの人に上に立たれると下の者はかなりつらい。それでも派遣の短期の仕事だし、上司と言っても時給がやや高く相手の方が責任のある立場についていると言うだけの話。その人の上司はそこにはいないので彼女の意見がその場の絶対的なもの、とされているがそれもおかしい。それに以前の経験から少しこちらが意見を述べたら「それは違います。そんな事は気にしなくていいんです」とぴしゃりと言われた。でもーと思いつい言いたい事を言ってみた。「あなたはそうおっしゃいますが以前の経験から気になったのでうかがったまでです。それに仕事をしたのは私なのだから気になった事を確認してもよろしいのではないでしょうか。責任者のあなたを差し置いて確認したのが失礼に当たるのならお詫びします」と。彼女がどう捉えたのかは分からない。派遣会社に私を仕事に不適格と判断した内容の書面を送るかも知れない。ま、その時はその時。今回限りではなく、来年も同じ時期にこの仕事に就きたいと考えているので困った事ではあるが、間違った事は間違っていると指摘しないと気が済まないよな、やっぱり。年齢と共にその傾向にある自分が怖い。あー! 気をつけないと。
72歳のミヤザキ監督が引退されるそうでニュースになっていた。日本のウォルト・ディズニーの言い回しには笑ってしまったがファンたちにしたらそんな思いなのか。この30年間に制作された作品の興行収入はかなりの額になるらしい。映画館で観賞したことはないがテレビで放映されたものは何編も観た。好きなのは”となりのトトロ”これ以上のものはない。何がいいのか分からないけれど純粋な心で観られる。こどもに戻ったような気にもなれる。言葉が通じない化け物系のトトロ。見た目は怖いから近寄り難いはずなのにいつの間にか体の方が擦り寄って言ってしまうよう不思議な感覚。夢の中の話、ではあるのだけれどそれだけではなくどこかにいそうな気分に浸らせてくれる。ありそうでなかなかないよね、そんなの。しかしエエ年をしたおじいさんが何故そんなものを作れたのか? 考えてみるとちょっと・・・・。その事は深く考えなくていいか。今も心の中にトトロとその仲間たちが生きているには違いないのだから。
あれから90年、と言われてもピンと来る人は極わずかになった。地震そのものよりもその後の火事で命を失くされた人々が大勢いたそうで。その証言者もかなりの高齢になり、今話さないと話す機会を失うからと新聞記事にあった。当時はかなりのショックな出来事で話したくなかったのは分かる。それでも90年も経たないと話す気にもならなかったのか? 戦争の体験者も似たようなことを言っていたがどこかに嘘がある。話す機会に恵まれなかったのは事実だとしても自らがその気になれば機会はあったのではないのか。高齢者にそんな事を正すのは失礼、として周りの人たちも何も言わない。それに証言をしてもらう事の方が大事だからと何も言わない。でもそれって正しいのか? 何も語らずに死んでいくよりはいいとしても(話さずに亡くなった人が圧倒的に多いのでしょう)どこかが間違っている気がしてならない。