4月半ばに行われた練馬区長選挙。全く知らなかったが、25歳・男性が立候補していたそうで。選挙戦の模様を追ったドキュメンタリー番組を見た。25歳と言えば大ゆとり世代。その世代がどんな考えで政治家を志したのか興味を持った。実態はこんなものか、が率直な感想。衝撃的だったのは、街頭演説でのシーン。行きずりの有権者が「何を言っているのか分からない。語尾をはっきり言いなさい。回りの人たちも注意をしてあげないと。もっと大きな声で、声を張らないとダメ。そんなんじゃ誰も聞いてくれないよ」のような事を助言。その一言で候補者はショックを受け、かなり傷ついた様子で涙を流したのだ。小学生じゃないんだからさ。母親に叱られたこどものようになり、彼の人間性を疑った。そんな人に区政を任せられるわけがないじゃない。脂ぎった政治家がイイとはもちろん思わない。若手で区民の為に頑張ろう、と言う人にこそ頑張って欲しいと思う有権者は少なくはない。でも、あのままじゃダメ。ネット仲間や友人関係に助けられての選挙戦、尊い経験をしたのだからそれを生かして次へ進まねば。あと気になったのは多くの政治家が口にするけど「選挙戦、頑張ろうー!」は大いなる間違い。本当に頑張らねばならないのはその後、なのだからね。選挙戦は自分の為、仕事は区民、都民、国民の為に。基本を間違えてもらっては困る。それと政治家になるにはおぼっちゃま過ぎるね、彼は。二世三世議員よりはマシだとは思うが親のスネッかじりの身で選挙に出るなんて。家からの独立、それが先。選挙事務所も親がかりの自宅で、仲良しの女子が片腕で働いてくれてってどんだけ恵まれた環境なんだよ。まず環境を変えて出直す。その程度の覚悟がないようでは未来は拓けません。世の中って厳しいんだぞ。