リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2017年11月3日 映画・トイレのピエタ

2017-11-03 17:24:59 | Weblog

 ダラッとした日常生活が描かれる。もっとピシッとせんかい、と思っていたら主人公は不治の病を患っている設定。だからだらけていたのか、だらけていたからそんな病にかかったのか。ハッキリしない中、突然女子高生と知り合い仲良くなさそうでありながら案外仲良くなったりして。この関係性も理解し難かったが、映画全体も理解不能な部分が多かった。ただ、ところどころで印象に残るセリフ有り。特に面白かったのは女子高生がダメダメな主人公がダサいライター役にコケにされた場面で彼を庇うシーン。「まさかのまさかでわざとダサい格好をしているんですよね」と力強く言い放ち、彼に向っては「つまらない男だね。だからあんなのに嫌味言われんだよ」と澄ました顔で言う。少女でありながら、妙に大人で何でも分かっている風でカッコ良かった。女子高生役の杉咲花さんは小柄なのに大きく見える女優。今後の活躍に期待したい。若い子にありがちな媚びた様子もなく、素直そうで好感が持てた。主人公役の野田洋次郎さんはミュージシャン? なのかな。ハッキリしないダラダラぶりが板についていてそれも面白かった。


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