リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2015年4月8日 映画・ぐるりのこと。

2015-04-08 21:43:25 | Weblog
 地味だけれど心に響く。そんな言葉がぴったり来るのがこの映画。公開当時(2008年公開だそうだからもう7年も経つのね)はリリー・フランキーさんと木村多江さんが共に初めての主役、って事で話題になった。その時はあのふたりが主役の映画ってどーなのよ、と否定的に思い込んで観に行かなかった。今になって1990年代を舞台にした作品に触れ、懐かしさと一緒に彼らの静かな演技に引き込まれた。ふたりを囲む脇役たちも素敵。柄本明さんや八島智人さん、寺田農さんに寺島進さん、倍賞美津子さんも流石の演技。他にも法廷の場面で登場する被告人たちを演じている役者たちもそれぞれに良い。こんな風に落ち着いて見ていられて、しかもその中に入り込める映画はそうはない。橋口亮輔監督って凄い! 最近の彼の作品を知らないが、他のものも是非観たい! 余計な事だけど、リリーさんって嫌らしい目が魅力的な人ね。女好きを自他共に認められているのがよー分かったわ。

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