リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2014年11月22日 映画・南極物語

2014-11-22 17:01:23 | Weblog
 31年も前に作られた映画なのね、南極物語。女性や子ども向けの作品だとは思うのだが、壮大な雪景色に圧倒される。北極や南極で実際にロケをしたと聞いたが、役者はもとよりスタッフたちの苦労は相当なものだっただろう。地質学者役の高倉健さん。存在感が半端なく、共に行動していた渡瀬恒彦さんは若いせいもあるでしょうけれど、存在感は薄い。健さんの役はどの作品でもそうなのだが、彼じゃないと駄目。他に変わりがいないと言うのは役者として一番大切な事ではないか。役者を志した当初、会社のお偉いさんだかが健さんに向かって「君は役者に向いていない」と言ったそう。最早彼もこの世の人ではないと思われるが、その言葉のおかげで健さんは何を、このやろーの精神で頑張ったとか。逃げずに努力すれば報われる、をし通したのだから大したもの。さて、南極物語。こちらは健さんが出ているシーンはまだしも樺太犬たちが取り残され、息絶えていく姿は見るに絶えず。タロ、ジロの生還は素晴らしいシーンだけど他がちょっとね。でも犬達の名演技は凄い。以前観た時には感じなかったが、改めて観るとそんなところにも感動した。犬達の世話をしていた裏方さんもほんと、お疲れ様。あの子達の子孫犬は今もどこかで生きているのかな。どの子も可愛かったよなー。健さんよりも犬達見たさにあの映画を観に行った人も多かったのではないかしら。ごめんよ、健さん。

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