家族葬が流行り出した(?)とNHKの番組が伝えていた。流行始めたのは本当かも知れない。ただ、その番組の伝え方だと最期の時間をその人とともに静かに迎えるように言っていたが果たしてそれだけ? と疑問に感じた。お葬式にはそれなりの費用がいる。その為にお金を残している人もいると聞く。だから、と言い切るのは卑しいのかも知れないが、費用を掛けたくなくて家族だけの葬式で済ませる人たちもいるのではないか。番組を見ている途中であまりにも美化した家族葬話に嫌気がさして来て、こんな事を言いたくもなった。こじんまりとした粛々とした葬式。それはそれでいい。先日の父の葬儀も本来は彼の望んだものはそんなものだった。けれどもやっぱり、の母の意向でそれはかなわず立派な葬儀が執り行われた。父の一番身近な存在の母がそう言うならばと許したが、何だか違うんじゃない? と思っていた。今もその気持ちを母には伝えていないしこのまま伝えずに終わるのだろう。彼女が望んでした事をけなすつもりはないから。それにしても葬式は難しい。亡くなった本人以上に回りがあーだこーだと言い、それをまとめるはずの本人が亡くなっているのだから。あーやだ。