昨日はどうせなら、と2本立てでの映画鑑賞。1本目の”悪人”を観終わってから約2時間後、”BECK”を観た。ファーストディでしかも金曜日の夜。そこそこの入りで席は埋まっていた。で、中身なんだけど・・・・。つまらなかった。コミックがどれだけ売り上げたのか知らないけれど映画化は間違ったんじゃない? 何か違ったよ。コミックに入れ込んでいた人がこの映画を観るとも思えないけど、逆に原作を知らない人にとっては刺激のない、「なんじゃこりゃ! 」になってた。失敗作でしょ、明らかに。観る前は結構期待していたんだけど観なくてもよかったくらいのガッカリ感。期待していた分、余計にショック。何がどうして?と聞かれると困るけど全体的に得るものなし。若者が音楽に何かを賭けたらしいけど何だかまとまりがなく、何を賭けていたのかもあいまい。時代がそうなのか? だとしたら本当に未来はない気がする。このまま行ったらやばいぞ、日本。そんな風に感じるしかない作品。BECKのメンバーはそれぞれにかっこいいからま、許すか。ギターの水嶋ヒロやドラムの中村蒼、がなりまくる桐谷健太や頑張ってた感あり。でもベースの向井くん。あれはないよね。ベースって難しいのでしょうけど、素人耳にも酷さが分かった。それに白けたのはあの佐藤くんの歌う場面。1回ならともかく3度も4度も同じような場面が繰り返されてどどっと引いた。あれはコミックならではの魔法のシーンなんじゃない? 映画で再現しようとした事に無理があった。なんだってそこに気付かないのか。がっくしだよ、堤幸彦監督。もっとも松竹と日テレが組んだものなのだからこんなものか。期待したこっちがアホでしたか・・・・。
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