昨夜、次男坊とふたりでTVでだけれど映画鑑賞を楽しんだ。1953年制作の名画”ローマの休日”以前にも少し観たことがあったけれど、本格的に最初から最後まで観たのは初めて。内容は何となく知っていたが通して観て納得した部分も多かった。可憐で本当に綺麗な女優、オードリー・ヘプバーン。こんなに綺麗な人がいるのか、と思わされるほどの美しさ。この美はなかなか出会えるものではない。しかも動きもとてもしなやかで観ていて飽きる事はなかった。映画全体のリズム感も良かったのだろう。相手役のグレゴリー・ペックは添え物でしかなかった、と言ったら言い過ぎか。それになんだかグレゴリーさんはとってもおじさんに見えて彼女とは釣り合わなかった。もう少し適任者はいなかったのかしら。もっとも当時の映画界では相当なスターだったのだろうから無理からぬ事なのでしょうね。そこが私としたら納得いかないところだった。けれど息子は「そんなに年じゃないだろうし、外人は年齢の差なんて気にしないからいいんじゃない? 」と一言。確かになぁ。57年も前に作られたとは思えない程生き生きとした展開にも好感が持てた。こんな映画、今じゃ作れない。