スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

加古川青流戦&主要因

2013-10-31 19:22:19 | 将棋
 27日の午前に加古川市立青少年女性センターで指された第3回加古川青流戦決勝三番勝負第二局。
 佐々木勇気四段の先手で相掛り引き飛車。棒銀に出たのに対して後手の千田翔太四段は高飛車で対抗。早々に銀の交換になり,難解そうな中盤が長く続きましたが,優位に立っていたのは先手だったようで,思いきった手順で決めにいきました。
                        
 馬を切って入手した桂馬を打ち,後手玉が2二から1三に逃げた局面。ここで▲1六歩と突きましたが,状況としては甘い手で,後手の反撃を食らうことになりました。△3九角がその手で,▲2六飛と受けますが△2五歩と受けられ,▲4六飛と逃げざるを得ません。そこで後手は△7一飛と寄り,飛車に活力が出てきました。ここではもう難しいと思います。
 先手は▲7七香で受けました。そこで△2四玉と立ったのはおそらく好手。先手は▲1五香の反撃ですが,△7五歩▲8五金△5五歩。金の行き場がないので▲1四香でしたが△5六歩と取り▲同飛△5五金となっては後手玉が安全になり完全に逆転模様。▲7五香と出ましたが構わず△5六金と取り,▲同銀でしたので△7六飛と両取りに打ち,大勢は決しました。
                        
 以下▲8七王に銀を取る手が詰めろで,後手が勝っています。
 千田翔太四段がタイに持ち込みました。午後に指された第三局はいずれエントリーします。

 ほどなくして診察が開始されました。このとき,U先生の手元には,僕が記入した食事の記録用紙が届いていました。そしてそこには,管理栄養士が暫定的に計算した炭水化物量も記入されていました。U先生はその結果を見て,僕の血糖値の推移と,摂取する炭水化物の量との間には,一定の因果関係を見出すことはできないという主旨のことを述べました。
 すでに説明したように,血糖値の推移は摂取する炭水化物量に影響されるというのが一般的な医学的な認識であり,そのために僕のようなⅠ型糖尿病患者が注射するインスリンの量も,それに応じて決定されています。しかしこのことは,あくまでも主要因という意味なのであって,炭水化物量だけが血糖値の上下の原因なのではありません。むしろ血糖値を変化させる原因であり得る要素は,ほかにも多くあるのです。U先生の話ですと,僕の血糖値の推移に大きな影響を及ぼしているのは,むしろそうしたほかの原因の方なのではないかということでした。
 僕はそれまで,摂取する熱量に関してはかなり気にしていましたが,炭水化物量に関しては無頓着でしたから,はっきりとしたことはいえません。ただ,睡眠時間の短さが血糖値を高くさせるということ,また,運動療法が僕の場合にはかなり効果的であり,適度な運動が血糖値を安定させ,また,ときに適度以上の運動が低血糖を招いてしまうということは,経験的には分かっていました。炭水化物量はともかく,摂取している熱量は,多少の誤差は生じているでしょうがほぼ一定ですから,むしろそうした要素が僕の血糖値の変化の大きな原因になっているという指摘は,確かにその通りなのではないかと僕には思えました。ただ,実際に炭水化物量を気にしながら食事をするという習慣はいっかななかったわけですから,このU先生の指摘が的確であるのかどうかをより確実に判断するために,また記録を取り直すということは,無益なことではないと感じました。
 こうしたわけですから,次の通院のときにも,また栄養指導が必要であるということになりました。次の通院日はこの診察で決定されますから,栄養指導の予約もU先生が入れました。

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