スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

竜王戦&療法

2009-07-10 23:30:03 | 将棋
 展望では開幕カードになる筈としましたが,実際には2局目となった第22期竜王戦挑戦者決定トーナメント,関西期待の若手同士の一戦。対戦成績は豊島将之五段が1勝,稲葉陽四段が2勝。
 振駒で稲葉四段の先手。相掛り▲2八飛から先手が棒銀。後手が銀冠に囲っての持久戦に。今日は勝敗の分かれ目になったと推定されるところの手順を。
           
 第1図から先手は▲5一角の打ち込み。△8四角に▲7一銀と打ち,△9二飛。ここで▲4二角成△同飛と切って,取った金を▲8三金(第2図)と打ちました。
           
 これはこの角を取っても後手玉を寄せるのにすぐに効果があるわけではないですので,駒損ではなくても昨日の棋聖戦で紹介した手順よりさらに筋悪という感じ。実際にそういう手順にはなるのですが,入玉を視野に入れているとしか思えないような指し方でした。
 筋悪といっていますがでは筋がよい攻めとはどんな攻めか。それが第2図からの後手の手順。△5五歩▲4七銀の交換を入れて△3九角。▲3八飛で打った角の行き場はありませんが金に当てられているもうひとつの角を△6六角と飛び出します。▲3九飛△9九角成は必然。▲7七桂に△6四香と打ち,▲6六歩に△8五桂(第3図)と跳ね出します。
           
 第2図から第3図だけで見れば後手は駒損ですが,攻め駒がこれ以上ないくらい効率的に働いています。この差が,結果的に勝負を決めてしまいました。
 後手はこの後,入玉を目指して頑張りましたが最後は追い返して後手の勝ち。ただ,図面では紹介しませんけど僕が妙に感動したのは先手が113手目に▲5八金と寄った手。こういう頑張り方はなかなかできないものなのではないかと思いました。

 糖尿病自体は不治の病であって,その治療の主眼は,合併症の発症を可能な限り予防するという点にあるということはお分かりいただけたのではないかと思います。それでは糖尿病の治療にはどのようなものがあるのかといいますと,これは主に3つに分けられます。
 第一に薬物療法。これは単純に薬物の投与です。Ⅰ型糖尿病患者のインスリン注射はもちろんこの薬物療法のひとつですし,Ⅱ型糖尿病の患者がやはりインスリン注射をしたりあるいは経口薬を飲んだりするのもこれに当たります。これは糖尿病に限らず,病気を治療するという場合には最も代表的な療法といえるでしょうから,これ以上の説明は不要でしょう。
 第二に運動療法。すでにお話しましたように,運動というのはそれ自体で血糖値を低下させる作用があります。したがって運動不足は糖尿病の大敵であり,糖尿病患者には適度な運動が求められます。有効なのは有酸素運動で,瞬発力系の運動より持久力系のもの。代表はウォーキング。僕は散歩が趣味というくらいなので,この療法は苦になりません。なお,ブドウ糖を消費するのは筋肉ですから,その筋肉を使い,また鍛える効果がある筋力運動も有効です。それから,Ⅰ型糖尿病にはこの療法はさほど重要ではないとされているのですが,僕の経験からいえば,運動をした場合の方が明らかに血糖値を良好にコントロールできます。
 第三が食餌療法。暴飲暴食や偏食は糖尿病に悪く,これを避けるものです。また,薬物療法でインスリン注射を行っている患者の場合,注射するインスリンの量は決まっていますので,その量のインスリンで対応しきれないくらいの量の飲食物を摂取すれば,当然のことながら良好な血糖値は保てません。そのために,1日の摂取カロリーが管理栄養士により決められています。僕ももちろんそうですが,具体的にはあとで詳しく説明することとします。

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