スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

農林水産大臣賞典東京プリンセス賞&安全性

2013-04-27 18:57:29 | 地方競馬
 25日の第27回東京プリンセス賞。張田京騎手が病気のため,ケンブリッジナイスは町田直希騎手に乗り換り。
 絶好の最内枠を引き当てたのですから,デイジーギャルが逃げたのは当然。ただ,逃げて良績を残していたベルフェスタが絡んでいき,この2頭で後ろを引き離していくレースとなりました。3番手にはサブノハゴロモ。好位の内にカイカヨソウが控え,イチリュウはマークするように外を追走。最初の800mは49秒7のハイペース。競り合いがありましたから仕方がないでしょう。この影響で隊列はわりと長めに。
 前の2頭のうち,先に一杯となったのはデイジーギャルの方。ベルフェスタは逆にかなり頑張って直線では先頭に。この外から追ってきたのがイチリュウで,一旦は先頭に立ったかに見えました。ただ,ベルフェスタの内に進路を取ったカイカヨソウが並んできて,そこからは逆に離していって2馬身差の快勝。イチリュウが2着。3馬身半差の3着にベルフェスタが粘りました。
 優勝したカイカヨソウは前々走のユングフラウ賞以来の南関東重賞3勝目。前走は2着馬の後塵を拝しての3着でしたが,あれは実力以外の要素が結果に大きく影響したもので,きっと巻き返すだろうと思っていました。そういう意味では順当な勝利。ずっと内を回ってきた手綱捌きも見事だったと思います。東京ダービーに進む可能性があるようですが,いい勝負ができるのではないかとみています。
 騎乗した川崎の今野忠成騎手はユングフラウ賞以来の南関東重賞制覇。第18回,20回,26回と制していて,連覇となる東京プリンセス賞4勝目。管理している船橋の川島正行調教師第23回,25回,26回を制していて,三連覇となる東京プリンセス賞4勝目。

 第一部定理二六証明の①の部分でいわれている積極的ということを,副詞の要素を構成するものであると見通しを立てたということは,一般的にいうなら,次のように理解するということになります。
 仮にAというものがあったとして,このAが,Bがある作用をするように決定したとします。このとき,この決定という行為は,積極的な行為であるとみなされます。副詞の要素として理解するということは,この理解の上では,Aが何であるか,またBが何であるかは問わないという意味を有します。つまりBを作用に決定するのがAであるからそれは積極的な決定であるといわれるのではありません。逆に,Aによって作用に決定されるものがBであるから,Aによる決定は積極的な決定であるといわれるわけではないと解釈するということです。
 また,積極的という語句を副詞としての要素を構成するものであると解するからといって,これを形容詞の要素を構成するものとして解釈することを全面的に禁じるということは,僕が意図しているところとは異なります。むしろ,AがBをある作用に決定するとき,その決定は積極的な決定であるといわれるのであれば,この決定をなす限りにおいて,Aは積極的なものであるといわれるのは,自然なことだと僕は認めます。
 ただし,これはあくまでもBを作用に決定する限りでAについて妥当することです。したがってもしもAがそれ以外の相の下からみられる場合には,少なくとも当面の間は僕はAを積極的なものであるとみなすことはしません。つまり作用への決定という観点から離れる限りにおいては,積極的ということばを形容詞として用いるということは,当面の間は禁じるということになります。AはBを作用に決定し,かつほかのこともなすと考え得るわけで,前者の観点からはAを積極的なものといいますが,後者の観点では,そのようにはいいません。
 積極的というのを副詞の要素を有する語句として理解するということは,文法の規制という観点から,その方が安全性は高いと僕が判断したからです。そしてそのとき,僕が安全性といっているのは,上述の点と関係しているということです。

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