スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

羽田盃&文法の規制

2013-04-24 20:48:04 | 地方競馬
 南関東クラシック三冠の初戦に該当する第58回羽田盃
 ハブアストロールが出遅れ。逃げたのはオグリタイム。ソルテが2番手,アウトジェネラルが3番手,ジェネラルグラントが4番手,インサイドザパークが5番手と,上位人気の馬がその後ろに並びました。最初の800mは51秒9でこれは超スローペース。
 3コーナー過ぎからペースが上がり,ここでジェネラルグラントがすぐについていかれず,前の3頭から少し離されました。直線ではソルテが2番手から抜け出しにかかりましたが,その外のアウトジェネラルがあっさりとこれを差し,4馬身差の快勝。2着はソルテ。ジェネラルグラントもオグリタイムは差したものの,外を伸びたインサイドザパークにクビ差で差され,4馬身差の3着にはインサイドザパーク。ジェネラルグラントは4着。
 優勝したアウトジェネラルは北海道で2勝して昨年の暮れに転入。転入後は雲取賞を勝っていましたが,南関東重賞はこれが初勝利。雲取賞はクラシックを目指す馬の登竜門的レースで,圧勝でしたから,勝つ力はありました。非常にスムーズなレースができたため,鮮やかな内容になったという面はあり,上位4頭は今日の着差ほどの力量差はないものと思います。父はアドマイヤドン。叔父に2005年のJRA賞最優秀ダートホースとNARグランプリダートグレード競走最優秀馬,2008年のJRA賞最優秀ダートホース,NARグランプリダートグレード競走特別賞のカネヒキリ
 騎乗した大井の御神本[みかもと]訓史騎手は先月の東京スプリング盃以来の南関東重賞制覇で羽田盃初勝利。管理している船橋の川島正行調教師は第50回,54回,56回を制していて,2年ぶりの羽田盃4勝目。

 このふたつの解釈の相違というのは,日本語の文法で考えるなら,以下のような相違として帰着します。もちろんスピノザは日本語の文法に則して考えたというわけではありませんから,スピノザ自身の考え方を十全に理解するためにはこうしたことを考えることは無意味であるでしょうが,僕は日本語で考える以上,日本語の文法に反しては何も考えることができません。したがってその文法の規則から,スピノザの考え方を漏らさないようにする必要があるのであって,このことは普通に思われているよりだいぶ重要性が高いであろうと僕は考えているのです。
 もしも事物を作用に決定するdeterminareという行為自体が積極的であるといわれるのだとするなら,これは決定するという動詞を積極的ということばが修飾することになります。したがってこの場合,積極的ということは,副詞としての機能を果たすというように理解するのでなければなりません。一方,もしもそうした決定determinatioというのをなす主体を措定し,その主体subjectumについてそれを積極的であると表現するexprimereならば,積極的ということばはその主体たる名詞を修飾するということになります。なのでこの場合は,積極的ということばは形容詞としての機能を果たすということになります。
 日本語の文法として,どちらの道を選択していくのかということに関しては,僕はすでに見通しを立てています。しかしこの結論は後回しにして,文法というものが個人の考え方を,決定するとはいわないまでも,規制するであろうということは,一般的に妥当するといえます。いい換えればそれはスピノザにも当て嵌まっていると考えなければなりません。やや回り道になりますが,今回の考察に限った話ではなく,このことは常に視野に入れておかなければならない事柄ですので,これについて僕がどのように考えているのかとういうことだけ,簡単に説明しておくことにします。
 ただし,スピノザが物事を考えるときに,どんなことば,いい換えれば何語を用いていたのかということは,だれにも確かめようがないことなのであって,ですから文法の規制をこの点で受けていたとしても,それを何語の文法であるかは特定できません。
コメント
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