スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

天才の考え方&社長の要望

2020-11-16 18:57:35 | 将棋トピック
 将棋関係の書籍の紹介。9冊目となる今回は,加藤一二三と渡辺明の『天才の考え方』です。今年の4月に中央公論新社から発売されました。
                                        
 5部構成になっています。第1部が渡辺明の思考法①で,これは渡辺が書いたもの。第2部は加藤一二三の思考法①で,こちらは加藤が書いた部分です。第3部は対談。加藤と渡辺の対談です。第4部が渡辺明の思考法②で第5部は加藤一二三の思考法②。それぞれ渡辺と加藤が書いたもので,これは対談を受けて書かれたものと推測されます。対談がいつ行われたのかは定かではありませんが,この中で昨年の11月の王将戦挑戦者決定リーグ戦で,広瀬章人八段が藤井聡太七段(当時)を破って挑戦権を得た将棋に関する言及がありますから,たぶん今年に入ってからのことでしょう。
 各々の部にはサブタイトルがつけられています。第1部は「天才の準備の仕方」。第2部は「天才は過去も未来も気にしない」。第3部は「天才の運とツキを考える」。第4部は「天才はそこに「解」があるかを考える」。第5部は「天才が考えるライバル論」です。当然ながらそのサブタイトルに沿った事柄が書かれまた話されているわけですが,必ずしもそれだけではなく,直接的にいうならそれとは無関係であるようなことも書かれたり話されたりしています。サブタイトルは初めからあって,それについて書いたり話したりするという依頼があったのではなく,書かれたものや話されたことを総括して,後につけられたものなのかもしれません。ですから各部のサブタイトルについては,さほど気にしない方がいいかもしれません。
 加藤の『羽生善治論』と同様に,だれが「天才」について語る資格があるのかということは,この本の場合にも問題になるかもしれません。ただ,加藤がそれについて語る資格があるということは,『羽生善治論』を著述する資格があるというのと同じ理由によって成立します。一方,対談の中で加藤は渡辺について,天才であると思っていると発言しています。したがって加藤が「天才」について語る資格を有しているのと同じ意味で,渡辺もその資格を有しているということになるでしょう。

 もう一点,役所への手続きをする際には墓の名義人,すなわち父のきょうだいの長男である,僕の伯父の実印と印鑑証明が必要になるとのことでした。ただ,役所への手続きというのは,遺骨を移す日時が決定してから,社長の方で実施することになっています。したがって次に何をなすべきなのかということははっきりとしていて,それは日時を決定するということでした。この決定については,社長の方から要望が出されました。それは,日時の決定後に役所への手続きを済ませ,その前に伯父の実印と印鑑証明が必要になってくるということ,また,遺骨をきれいな状態で渡すためには一定の期間にわたって乾燥させる必要があるという二点を踏まえ,日時の決定後に三週間から四週間ほどの余裕が欲しいということでした。つまり,日時は僕たちで決定するわけですが,そのときに,たとえば来週に移すというような決定は避けてほしいというのが具体的な要望の内容です。これについては了承しました。
 ただ,日時を決定するのには問題がありました。彼岸会が簡略化されたように,新型コロナウイルスの影響によって,お寺では人が集まるような儀式,たとえば御講のような儀式を,この時期には実施していなかったからです。もちろん通夜や葬儀,法要といったものは実施していたのですが,それ以外の,必ずしもその時期にやらなくてもいいような儀式については,すべて先送りしていたのです。遺骨を移すということも,必ずしもすぐに実施しなければならないことであるというわけではなく,先送りしても構わないことだといえます。ですからこちらからもこの時期にはお寺に対して依頼しにくかったのです。なのでそうしたお寺の事情については僕の方から社長に伝え,もしかしたら実行するのはかなり先のことになる可能性もあるということを了承してもらいました。
 3月27日,金曜日。妹を通所施設に迎えに行きました。
 3月29日,日曜日。午後1時10分にグループホームの職員,昨年度までの妹の担当者から電話がありました。これは週末の予定の確認でした。この週のうちに年度が変わるので,確認が必要になったものです。

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