スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

竜王戦&導師

2018-11-27 19:05:22 | 将棋
 24日と25日に福知山城で指された第31期竜王戦七番勝負第四局。
 広瀬章人八段の先手で角換り相腰掛銀。先手から仕掛け後手の羽生善治竜王が反撃する形で進行。この戦いの最中に先手に重大な見落としがあり,後手が優位に立ちました。
                                     
 先手が☖8七歩成を受けるために桂馬を打った局面。いかにも苦しげな手に見えます。
 ここで☖8二飛打とするのがよかったようです。8筋から攻めるためには桂馬を排除しにいくより,桂馬を守っている馬の方を排除しにいくのが優ったということでしょう。
 実戦は☖7六歩☗6八銀☖8七歩成☗同玉☖6九角☗7八歩☖8五飛☗8六桂☖8四飛引☗同馬☖同飛という手順で桂馬と馬を排除しました。ただこの順は先手玉を上部に逃がした上に☗7二飛という攻防手を誘発したため,少し差が縮まりました。
 後手は☖5二歩の手筋。これを☗同飛成は☖7五桂と打たれ☗7六玉には☖4三角の王手龍取りが発生します。なので先手は☗5五歩と銀を補充し反撃の機を窺いました。
 ここで☖8五歩と打ち☗7六玉と逃げられて悪くしたという感想が残っています。
                                     
 ただ,第2図では☖6三桂と先手玉の上部を押さえておく手があったかもしれません。実戦と同じように☗7三飛成なら☖7五歩と打ち,先手玉が下に逃げたときに飛車を見捨てて☖5三歩と銀を取っておく手が成立していると思われるからです。実戦は単に☖8六歩と桂馬を取ったので☗7三飛成に☖8一飛と後手を引き,手番が先手に回ってはっきり逆転しました。この後,後手はもう少し粘る順があったと思うのですが,あっさり土俵を割る形で終局しました。
 広瀬八段が勝って2勝2敗。第五局は来月4日と5日です。

 この後,近所の方が何人か弔問に訪れてくれました。また,町内会の掲示板に張り出す母の訃報についての手配もしてくれました。
 8月12日,日曜日。午前11時半ごろに,父のきょうだいのうち三女の長男,僕からみれば従兄が夫婦で来訪しました。この日のうちに母の遺体を納棺することになっていましたので,その前に母の顔を見ておきたかったからです。
 納棺は通夜と葬儀を執り行う式場で行われることになっていました。正午に葬儀社の方が来訪し,母の遺体を霊柩車に移し,僕と妹が前日と同様に霊柩車に同乗してその式場に向いました。従兄夫婦は式場には行きませんでしたから,見送りを受ける形になりました。式場は西区の久保山という場所です。西区といっても南区との境で,僕の家からはそう遠いところではありません。久保山には斎場,すなわち火葬場があり,式場はこの斎場と隣接していました。斎場は久保山と決定してましたので,大変に都合のよいところだったといえるでしょう。
 僕たちが式場に着いたとき,父のきょうだいの次男,すなわち前日に家に来てくれた伯父夫婦と,この伯父の長女と次男,僕からみるとふたりの従姉弟が来ていました。従姉弟は共に家を出て,とくに長女の方は宇都宮に住んでいますから会うことも滅多にないのですが,ちょうどお盆の時期ということで,実家に帰省していたとのことでした。
 お寺からは導師が来ました。このお寺の住職の夫婦には娘がふたりいて,息子はいません。僕は詳しいことは知らないので推測なのですが,現在の導師はこのふたりの娘のうちのどちらかの夫だと思います。これはお寺が発行する通信があり,そこに書かれている名前からの推測です。明らかに姉妹と思われるふたりの名前があり,そのうちのひとりは姓が住職と同じで,もうひとりが導師と同じなのです。導師の出自がどうなっているかは分かりませんが,僕はゆくゆくは現在の導師が住職になる,いい換えればこのお寺を継ぐことになるのだろうと思っています。なお,現在の住職というのは,それ以前の住職の息子です。それ以前の住職というのは本門仏立宗の中でもかなり高位の住職だったようです。
コメント
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