スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王座戦&Tさん

2018-11-12 19:00:41 | 将棋
 10月30日に湯村温泉で指された第66期王座戦五番勝負第五局。
 振駒で斎藤慎太郎七段の先手になり角換り。先手は腰掛銀にしましたが中村太地王座が腰掛ける前に6筋の歩を伸ばし,先手がそれを咎めにいく将棋となりました。
                                     
 先手が6筋で歩を交換した局面。8筋が開いたので後手は☖8六歩☗同歩☖同飛☗8七歩と交換して☖8一飛と引きました。ごく自然な手順ですがこの飛車の引き場所がよくなかったかもしれません。
 先手は☗5五銀左と進出させ☖6四歩の受けに☗6九飛と回って6筋を狙いに。後手はそれを避けるために☖6五桂と跳ねたのですがそこで☗4五角と打たれました。
 これも次に☗6四銀と取られてしまうのでそれを避けるために☖8二飛。先手はそこで☗2四歩☖同歩と突き捨てておいて☗6六歩と打ちました。
                                     
 第2図となっては後手は攻め込んでいくほかありません。しかしその攻めを先手がしっかりと受け止めて勝ちました。
 3勝2敗で斎藤七段が王座を獲得。これが初のタイトル獲得です。

 夜になってから,お寺の住職の奥さんから電話がありました。本門仏立宗の信者で奥さんの知り合いにTさんという方がいて,この方は妹が通っている通所施設に通っている人の保護者であるということでした。また,Tさんの自宅は妹が入所しているグループホームの近所で,この関係からグループホームに顔を出すこともあり,妹とも顔見知りだということでした。Tさんから奥さんに対して,妹が元気にしているとの連絡があったので,それを僕に伝えてくれたものでした。事情を知っている方は不審に思われるかもしれませんが,たぶん奥さんは妹がずっとグループホームで過ごしていると思い込んでいて,基本的に週末は帰宅していると思っていなかったのでしょう。つまり僕が長いこと妹と会っていないと思っていたために,こうした電話を掛けてきてくれたのだと思います。
 僕は後にTさん本人とも会いましたが,Tさんは単に妹と知り合いというだけでなく,母とも知り合いでした。この電話のことは翌日に母に話しましたが,確かに母もTさんのことを知っていると言っていました。妹が入所したグループホームも,昨年暮れから通うようになった通所施設も,それまで妹が通っていた通所施設と同じ法人が運営しています。妹が卒業した養護学校も同じ法人の運営で,妹は一時的に別法人が運営する通所施設に通っていましたが,後に通所施設を変えた,一般的ないい方をすれば転職したのはこうした理由があったからでした。そしてこの法人組織に保護者が参加する会合があり,Tさんと母はそこで知り合ったようです。なので,もしかしたらTさんは妹より先に母と知り合いになっていたのではないかと思われます。ただそのときは,Tさんが本門仏立宗の信者であるということは母は知らず,後に知ることになりました。実はTさんが檀家になっているのはこのお寺ではなく同じ宗派の別のお寺です。それでいてこちらのお寺の奥さんとも知り合いであったということは,おそらくTさんは,母や僕のような,いわば名目上の信者というわけではなく,熱心な信者なのでしょう。お寺間の行き来に参加していたから,奥さんとも知り合ったと思われるからです。
コメント
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