スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京2歳優駿牝馬&未購入者

2008-12-31 09:42:10 | 地方競馬
 南関東2歳牝馬チャンピオン決定戦の東京2歳優駿牝馬
 1番人気に推されたネフェルメモリーの逃げ。シアワセノレシピが2番手で,3番手は外にクラフィンライデン,内にレディカサロス。前半の800メートルが50秒0。とくに400メートル通過後にラップが落ち,ミドルペースでも前には楽な展開。こういう展開になれば,ここではネフェルメモリーの力がほかよりも1枚は上ですので,直線に入って追い出されると,後ろを離す一方となり,4馬身の差をつけての圧勝となりました。3コーナー過ぎから勝ち馬を追ってきたクラフィンライデンが2着。中団からまずまずの伸びをみせたエロージュが3着に入っています。
 優勝したネフェルメモリーは北海道デビューでここまで5戦して4勝。7月の栄冠賞と9月のフローラルカップで優勝していました。そのフローラルカップ以来の休み明けで南関東転入初戦を迎えたということが,強いてあげることができるような不安であったのですが,やはり戦ってきた相手が違ったというべきで,能力で圧倒したといったところでしょう。来春の南関東3歳牝馬路線の中心になる馬だと思います。
 鞍上は大井の戸崎圭太騎手。南関東重賞は先月のハイセイコー記念以来で,このレースは初制覇。管理するのは船橋の川島正行調教師で,2005年以来2度目の東京2歳優駿牝馬優勝となっています。

 これで,宝くじを実際に買った人間は,それまでに宝くじに当たったことがなかったとしても,宝くじに当たること,あるいは宝くじに当たる自分自身というのを容易に想像し得るということが理解できました。しかしそれでは,宝くじを買ったことがない人間,すなわち,単に宝くじに的中するということが未経験であるだけではなくて,宝くじを購入するということ自体が未経験であるという人間の場合にはどうなるのでしょうか。
 現実的に考えますと,もしも自分が宝くじに当たるということを想像することができないならば,この人間が宝くじを買うということはあり得ないように思えます。一方,宝くじを購入するということについては,たとえ何度も買ったことがある人間でも,初めて買う場合には当然ですが初体験でしょう。しかしその場合に,宝くじに当たるということを想像できなければ,この人間はこの初体験をなさないでしょうから,宝くじの未購入者も,自分が宝くじに当たることを想像できなければならないということになります。そうでなければ現実的にはだれも宝くじを買わないであろうということになってしまいますが,実際には宝くじは売れているからです。
 しかしこのことは,すでに宝くじを購入したことがある人が容易に自分が的中することを想像し得るということから,同様に帰結すると思います。なぜなら,購入者のこの想像の原因となるのは,購買することの知覚ないしは想起の表象像なので,この表象像さえあれば,人間は宝くじに的中することを表象し得ることになります。このとき,原因となる表象像は,知覚であろうと想起であろうと,あるいは想像であろうと構わないわけです。ところで,宝くじを表象するなら,これが原因となってそれを購入することは,たとえ買ったことがなくても表象し得ることがすでに明らかになっています。したがって,宝くじの未購入者も,自分が宝くじに的中することを,容易に想像できるということになるのです。
コメント
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