スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

トゥインクルレディー賞&延長作用と思惟作用

2008-09-18 18:55:48 | 地方競馬
 昨晩の大井競馬場では,牝馬限定の南関東重賞,トゥインクルレディー賞が争われたのですが,6レースで4頭が落馬するというアクシデントがあり,断然人気のトーセンジョウオーは戸崎騎手から今野騎手に乗り換りとなりました。
 アストリッドが逃げるものと思っていたのですが,チヨノドラゴンの先手になりました。トーセンジョウオーが2番手で,スターオブジェンヌが3番手。前半の800メートルは49秒3で,これはミドルペースに近いハイペース。
 3コーナーでスターオブジェンヌが上がっていくと,トーセンジョウオーの手応えが悪くずるずると後退。逃げたチヨノドラゴンはいい感じで,2頭の争いかと思いましたが,案外あっさりとスターオブジェンヌが交わし,そのまま先頭でゴールに飛び込み優勝。道中は中団の後ろ目にいたミスジョーカーが最内を伸び,チヨノドラゴンを交わして2着となり,チヨノドラゴンが3着。
 優勝したスターオブジェンヌは佐賀でデビューし大井に移籍。一旦また佐賀に戻って今度は船橋にきた馬。勝利は1年前の佐賀でのレース以来で,南関東重賞は初制覇。有力馬の凡走に助けられた面はありますが,自身も前走のスパーキングレディーカップでは4着に入っていて,ここにきて力をつけているというのも事実です。
 南関東は重賞競走には他地区の騎手が騎乗可能というルールになっていて,ここは佐賀の真島正徳騎手の騎乗。もちろん南関東重賞は初優勝で,この制度での初の優勝騎手となりました。管理するのは船橋の佐々木功調教師で,トゥインクルレディー賞初制覇となっています。
 トーセンジョウオーは58キロが響いたとも,大井あるいは右回りは苦手ともいえますが,それにしても15着とは負けすぎのように思えます。

 さて,人間というのは延長の個物である人間の身体と思惟の個物である人間の精神とが合一したものですので,なし得ることは,延長作用である運動と静止か,そうでなければ思惟作用であるかのどちらかであるといいました。またこのことは,第二部公理五と,第一部公理五の組み合わせからも証明することができます。すなわち,人間が思惟の様態と物体しか知覚ないしは感覚しないのは,その人間自身が思惟の様態と延長の様態であって,それ以外の神のあらゆる属性の様態ではないからだ,ということになるからです。
 そこで,排尿というのはこのうちの延長作用にあたるわけです。しかしここでは,単にこの延長作用あるいは運動としての排尿にのみ焦点を当てて考えるというわけではなく,この運動と,この運動に関連するような何らかの思惟作用,とりわけ意志との関係について考えるわけですから,今度はこの排尿という運動を,この運動をなすときのある人間の精神のうちにある思惟の様態のあり方によって,場合分けをするという必要があります。ただ,これを単に場合分けするというだけでは,たとえば思惟の様態がAであるような状態での排尿という運動と,思惟の様態がBであるような状況での排尿という運動,という具合に考えなければなりません。もちろんそのように考えて何ら差し支えない,というか本来はそのように考えるべきところといえるかもしれません。しかしもしもこれらの場合を,別のことばによって,とくに僕たちが普通に使用するようなことばによって場合分けできるならば,経験論的な説明の上ではさらに便利です。そこで僕は今度は,排尿というのはあくまでも延長作用としての運動ではあるわけですが,そこをあえてこの運動をなす人間の思惟の様態の差異に注目し,ふたつの場合に,ことばの上でも分類することにします。
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