初期型真空管プリを聴いて思った。
今のメインシステムの音はきつい。長く聴いてても心地良くなく、聴いた後良いイメージが残らない。
不思議なことだが、NS-690ⅢでもSP-50でも、AR-4Xでさえも良く鳴ってた。DS-3000だけ変だった。
プリの初期型でCDを掛け、Ⅱ型プリがおかしいと思った。
歪率は測ってる。それでもおかしいということは発振?
ならば波形を見てみることとするか。
うちには全く使ったことの無いオシロスコープがある。
電源を入れてみたが、使い方が分からない。しばらく弄ってみたが断念。
TAC-1Ⅱ型プリ、何かおかしい。
おかしい?
そいや前回電圧測定したとき、12AX7の各電圧がおかしかったじゃないか。
もしかして、し・ん・く・う・か・ん?
Ⅱ型はエレハモ、初期型は松下?
初期型の真空管12AX7を外しⅡ型へ、12AU7はストックのJJを使う。
まずは電圧測定。12AX7のカソードが1.47Vまで上がった。ちと上がりすぎだな。1.2V有ればいい。
これで鳴らしてみる。
正解。
これだ。エレハモの真空管、パワーに使ったときは電流流れすぎ、プリの場合は電流少なすぎ。
初期型の音になった。
優しい音。抜けは少し悪くなったかな?
こんなに変わるとは。
今までは真空管の銘柄では音は変わらなかった。
使い切ってなかったのかもしれない。
適当なところでごまかしてた?
回路図を引っぱってきて、組むだけでも音は出る。それなりに。
それなりだ。一歩踏み出したらジゴク?
テレフォンケンが良い、ミューラードが良い。そういうことを言うやつがいる。
何言ってんだ?私のアンプは安いチューブも変わらんぞ?不幸な奴らだな。
不幸は私だった。
コンデンサ、抵抗、トランスで音が変わるのに、なんで真空管で変わらんの?
変わるわ。銘柄大事。
エレハモはアメリカの会社。ギター用で、以前はソブテックで作ってたはず。今は自社製らしい。
ギターはオーディオとは使い方が少し違うという。
ギターが有るから供給が満たされるらしいが、こんな真空管作られても・・・
もう、エレハモは買わない。
違うプリを作ろうと思ってた。良かった。
まあ、今思うとプリが今のよく無い音の原因だったのは間違ってなかった。
私、凄い?そんなことまでわかっちゃう?
いやいや、あんだけ他の機器弄ってたら、分かるの当たり前だろう。
エレハモを外してDS-3000の肉付きが良くなった。ただ、普通の音になってしまった感じもしないではない。