analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

オーディオ屁理屈

2019-03-18 00:00:37 | カートリッジ

オーディオをやっていて、一つの考え方のようなものがある。

 

支点。これをはっきりさせる。

 

カートリッジの支点。これは動いてはならない。

どこの事?

カートリッジのダンパーだ。

針がLPから拾った振動は、上下の時、カートリッジ(ダンパー)が上下に動いてはならない。(振動)音が打ち消される。

カートリッジが固定だと移動するLPの音溝に追従できない。ここは妥協策だ。

シェルの重量を大きくし、不要な振動を避ける。そして慣性モーメントによりカートリッジを安定させ、支点が動かないようにする。レコードのたわみは?レコードはたわまないように管理。幸い私のレコードはたわんでるものが少ない。

そしてカートリッジのボディは金属が良い。重量増に加担する。合わせて共振が無くなる。樹脂はたわんでしまい、支点がずれる。

軽いシェルがいけないか?というとそれなりに良く、重いシェルにはない軽快な音楽が鳴る。

もうこれは好みの問題だと思っている。

軽いシェルは音楽が生き生きしてる、しかし、すべての音を出してるか?というとそれは難しいと考える。

重いシェルはすべての音を出す、と思う。その代わり、乾いた感じにはならず、金属的な音になる。

これについては色々反論あると思うが、まず何か条件を立ててやらないとドツボにはまる。

まあ、演奏中にぴょこぴょこ動くシェルは精神衛生上良くない。

 

それに付随してアーム。これも動いては鳴らない。

もちろん可動部は除く。

アームベースの事だ。

これが動いてしまっても上記がすべてダメだ。

何が言いたいかというと、キャビネットの材質。

木材は適度な重量と内部損失、などと言われる。

内部損失。良く分からないが、木材の材質は完全な剛体ではなく、若干たわむ。

このたわみによって振動を吸収する。

ということは、カートリッジの微小振動も吸収して無いか?

と言う訳で私は大理石のキャビネットを使用する。

思えばドイツの大口径タンテのキャビ。

トーレンスの試作で作ったタンテのキャビ。

デンオンの超高価なタンテのキャビ。

タンテのメーカーのフラッグシップといわれるものは、ほとんど多分金属かそれに近いものだ。

これはケンウッドのXフレームを知ってから意識するようになった。

コメント