analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プリアンプ初期型の電圧測定

2019-03-27 00:00:04 | プリアンプ

今の、こう、「もう少し」をするにはどうするか?

・・・プリの音の力を上げたい。

最近のシステムの音は、「静的」というか、躍動感が無い。

そこで違うプリを考えている。

 

それなら、初期型のパーツを変えて何とかならないか?そんな風に思っている。

アムトランスのカーボン抵抗AMRGを使って味付けできないか?と思っていたのだが、実際眺めてみると、なんか無駄のように思えてきた。結構いいパーツを使っている。

しかしハンダ付けがひどい。多分和光テクニカルのハンダを30Wの半田ごてでやったんだろうな。イモっぽい。それに見た目が良いが、ラグとラグが離れすぎ、RC類の足が届かず継ぎ足しも有る。

 

じゃあ、このプリの動作点はどうなの?と思い測ってみた。

が1.16V。

が95V。

あれ?設計に近い?って言うか、プレート電圧低いのになんでカソード電流こんなに流れてるの?

 

なんか、Ⅱ型の調整は間違ったっぽい。もしかしたら、真空管をほかの銘柄に替えたら電流が流れすぎるかも知れない。

 

真空管の三定数を調べた。

増幅率は(プレート電圧の変化)÷(グリッド電圧の変化) となる。

変化量なので、二点の電圧値を測らなきゃならないのでちとめんどくさい。

 

ここで思った。12AX7はなぜ250kΩの可変抵抗器を使わなければならないか?

真空管の動作例にグリッド電圧270kΩと規定されてるからなんだ。

そういう特性で12AX7が設計されてるからなんだ。

 

話が反れたが、初期型のプリを鳴らしてみる。

なんかほっこり、音色に何か乗ってる。抜けが悪いとかじゃなくて、情報量も落ちてないのだが、

肉付きの良い鳴り方。刺激的な音も出さず、心地良い。

でも、こう、何とかしたくなっちゃうんだよな、この手の音って。

 

もうしばらく鳴らそうか。

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