
タイトルのような病気で来院したのですが、初診の時にいろいろ話していたようで、カルテにいろいろ書かれていましたが、2回目(2診)の時には、以下のように話していました。
①上咽頭炎が治ったわけではないが、すごく過ごしやすかった
②治療を受ける前までは、背中から頸部にかけて「張り」「塊り」が強かったが治療を受けてからは軽くなった
この方の病気は「子宮ポリープ」と「卵巣嚢腫」で、その治療に関する情報を知りたい方は多いと思うので、その手法に関することから説明します。
まず、子宮ポリープですが、
UAE(子宮動脈塞栓術)をおこなったようです。
UAE(Uterine Artery Embolization)とは、子宮に血液を送っている子宮動脈を塞栓(ふさぐ)する治療法です。
これによって、子宮筋腫や子宮腺筋症への血流が遮断され、腫瘍が縮小します。
対象となる疾患
✅ 子宮筋腫(最も一般的)
- 良性の腫瘍ですが、大きくなると月経過多、貧血、圧迫症状などを引き起こします。
✅ 子宮腺筋症
- 子宮内膜に似た組織が子宮筋層に入り込む疾患で、月経痛や過多月経が特徴。
UAEの手技の流れ(概要)
- カテーテル挿入:
- 大腿の血管(多くは鼠径部)からカテーテルを挿入。
- 子宮動脈へ誘導:
- 造影剤で子宮動脈の位置を確認しながらカテーテルを子宮動脈へ進める。
- 塞栓物質を注入:
- 小さなビーズ(塞栓物質)を子宮動脈に注入し、血流を遮断。
- 筋腫や腺筋症が縮小:
- 血流が断たれることで、異常組織が徐々に壊死・縮小していく。
メリット
- 開腹や子宮摘出を伴わない低侵襲治療
- 入院期間が短く、回復が早い
- 子宮を残せるため、心理的負担が軽い
デメリット・リスク
- 再発の可能性がある(特に若年者)
- 術後に一時的な疼痛や発熱が見られる(「塞栓後症候群」)
- 不妊リスクが完全には否定されないため、将来の妊娠希望がある方は慎重に検討
- 閉経が早まる可能性も一部報告あり
妊娠を希望する方へ
- 妊娠を希望する場合は、UAEより筋腫核出術など他の方法が選ばれることもあります。
- ただし、妊娠希望がなく、症状改善を主目的とする場合にはUAEは有力な選択肢です。
日本での保険適用
- 日本では子宮筋腫や子宮腺筋症に対するUAEは保険適用となっており、専門の施設で実施されています。
うちは鍼灸院のため、上記した現代医学的なことはできませんが、子宮を元気にさせて、妊娠をさせることはできると考えています。
それは病院で「不妊治療」を受けて、上手くいかず当院で妊娠した人が何人かいるからです。
それは、当院では鍼灸だけでなく、食事指導が必要と思われた場合には、食事指導にも力を入れて説明するからだと考えています。(^o^)