(学校で教えてくれない経済学)
「グーグル傘下のアルファべットが1.2万人(世界20万人の6%%)の一時解雇を19日、発表した。インフレと世界景気減速に対応した。マイクロソフト、アマゾン、メタが既に発表した人員削減の一連の流れである。」と20日、FT(フィナンシアルアイムズ)電子版が伝えた。20日、ブルームバーグ電子版は「①米フィラデルフィア連銀総裁は次回2月のFOMCで0.25%利上げを再度支持した。ウオーラーFRB理事が0.25%利上げへ減速を支持した。市場は2月FOMCでの0.25%利上げを織り込み株価が反発した。米FRBは3月20日開催の次々回FOMCに向けて協議に入った。②米グーグルが傘下のアルファベットで1.2万人のレイオフを発表した。アルファべット株は5.34%値上がりした。グーグルはデジタル広告の減速、クラウドコンピューターでアマゾン、マイクロソフトに大きく水を開けられている。③米10年国債が売られ利回りが上昇した。ダボス会議の20日のパネルディスカッションで黒田日銀総裁は「(日本のインフレ率4.0%上昇を念頭に)輸入インフレによる一時的な上昇で2月には低下する。今は緩和政策を変更する状況にない。」と語った。」と伝えた。
20日、NY市場でダウは33,375ドル、330ドル、1.00%高、S&P500は73ポイント、1.89%高、ナスダックは11,140と288ポイント、2.66%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは19.85と3.27%低下、米10年債利回りは3.481と2.40%上昇した。NY外為市場では1ドル=129.55円、0.89% 高、1ユーロ=140.66円、1.14%高、1英ポンド=160.67円,1.14% 高で取引された。NY原油(WTI)はバレル81.80ドル、1.14%高、北海ブレント、同87.69
ドル、1.78%高で取引された。NY金はオンス1,927.90ドル、0.21%高、ビットコインは
2万2,316ドル、5.90%高で取引された。
21日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「独戦車レオパルド2のウクライナへの供与が不発に終わった。英国はチャレンジジャー2戦車14台供与する。ドイツは何故レオパルド2戦車供与に慎重なのか。ロシアとの戦争のエスカレートを警戒している。ウクライナは旧式のロシア製戦車を使っている。ゼレンスキー大統領はドイツに300両の戦車を求めた。レオパルド2は欧州全土で2,000台配備されている。ウクライナ東部の地上戦を次の段階に進めるには高性能の戦車が欠かせない。」と伝えた。ドイツZDFは「ビストリウス独防相は「レオパルド2のウクライナへの供与は決めていない。」と語った。ウクライナはロシアがウクライナ侵攻の4日後にドイツにレオパルド2供与を求めていた。ドイツ国防相は今戦車の数を数えていると答えた。いかにバカげた答えか。ショルツ首相は戦争のエスカレートを恐れているからだ。」と伝えた。フランス2は「マクロン仏大統領は2030年度までの7年間の国防予算4,000億ユーロ(56兆円)を発表した。一方、ウクライナはドイツにレオパルド2戦車300台をドイツに要求している。ドイツはゼロ回答のままだ。」と伝えた。日本はどうか。公式統計では戦車を670台保有している。世界で19位と出ていた。28年前の阪神淡路大震災が神戸でも忘却の彼方である。78年前の戦争を体感していない政治家が国を動かす国では家でも学校でも戦車って何?と聞かれても答えられまい。(了)