(学校で教えてくれない経済学)
「12月米小売り高が前月比1.1%減(予想:0.9%減、11月:0.1%減)、12月米PPI(生産者物価指数)が同0.5%減(予想:0.1%減、11月:0.2%減)、12月米設備稼働率が同78.8%(予想:79.5%、11月:79.4%)と米経済統計が悪化した。米景気減速懸念から18日、NY株は3主要指数共に下落した。②マイクロソフトが売り上げ6年来最低、全雇用の5%の10万人削減とその対策費として12億ドル準備したと18日、発表した。③パーティー用商品老舗のパーティシティが18日、破産申請した。パーティ文化を象徴する企業の経営破綻は利上げとインフレで米経済が勢いを失いつつある証拠の一つである。」と18日、ブルームバーグ電子版が伝えた。
ブルームバーグ電子版は「①ベイジュブック(米地区連銀報告書)は2023年に入り米物価上昇ペースは一段と低下すると予測した。②セントルイス連銀のブラード総裁は「あと少しで景気抑制と呼びうる領域に入る。今はまだその域に達していないと18日、発言した。」と伝えた。18日、ロイター電子版は「IEA(米エネルギー機関)は18日、「中国のコロナ規制解禁で中国経済の再開により2023年の世界の石油需要は年後半から回復に転じ過去最高に達する。」と述べた。」と伝えた。18日、FT(フィナンシアルタイムズ)電子版は「中国経済再開で石油需要が増加する。一部のアナリストはバレル100ドル原油の再来を予測した。②ウクライナ、キエフ近郊の幼稚園近くにヘリコプターが18日、墜落した。14人の死亡が確認された。同機に乗っていたウクライナ内相、他の内務省高官2名と幼稚園児含む3人の子供が死亡した。事故なのかその他あらゆる方面から墜落原因を調べている。」と伝えた。
18日、NY市場でダウは33,296ドル、613ドル、1.81%安、S&P500は3,928と62ポイント、1.56%安、ナスダックは10,957と138ポイント、1.24%安で取引を終えた。個別銘柄ではマクドナルドが266.04ドル、2.94%安、1銘柄でダウを53ポイント押し下げた。恐怖指数VIXは20.34と5.06%上昇、米10年債利回りは3.373%と4.57%低下した。NY外為市場では1ドル=128.80円、1ユーロ=139.01円、1英ポンド=159.00 円で取引された。NY原油(WTI)はバレル79.14ドル、北海ブレント、同84.60ドルと9営業日振りに小幅反落した。NY金はオンス1,906.30 ドルと横ばい。ビットコインは2万736ドルへ1.87% 反落した。「暗号資産販売のジェネシスが18日、破産申請した」とロイター電が伝えた。
19日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「ダボス会議出席のショルツ独首相は独製戦車レオパルドのウクライナ供与を聞かれたがゼロ回答だった。ドイツ国内ではロシアを刺激しNATO対ロシアの全面戦争を回避したい意向となぜウクライナを支援しないのかと世論は二分している。」と伝えた。英BBCは「看護士組合が待遇改善を求めてストライキに入った。緊急手術以外は対応していない病院が増加した。」と伝えた。フランスF2は「年金取得開始2年先延ばし法案に反対デモで交通機関が麻痺状態」と伝えた。情報氾濫する中でどうする日本が日々試されている。健康第一で乗り切りたい。(了)