第71回「真実はやはり闇の中なのか・・・」
すっかりサボり癖がついてしまったブログですが、久しぶりの更新です。今回の映画は先週の土曜日に観に行ってるのですが、それがなぜ金曜日になっての更新かというと、正直この映画をどう評価すればいいか迷っていました。
そんな映画のタイトルは「ゾディアック」です。「全米史上初の劇場型連続殺人事件」「未解決事件」などなど、私にとって魅惑的な言葉をキャッチコピーとされてしまえば、劇場に足を運ばないわけにはいきません。日頃から映画はエンターテイメントだと思っているので楽しめるのが第一条件なのですが、この映画は確かに傑作なのです。しかし決して「面白い」と言える映画ではありませんでした。それが更新を遅らせた理由です。
実際にアメリカで起こった未解決の連続殺人事件を「セブン」などの監督デビット・フィンチャーが作ったのですが、未解決という結論の見えている物語をどう料理するのかがこの作品の肝だと思っていました。しかし、未解決という結末がわかっているわけで、事実以上の結末があるわけなく、すっきりとした気分で映画館を後にすることは出来ませんでした。
2時間37分という長い上映時間でしたが、決して飽きる事なく最後まで観客をのめり込ませ、事件に執着していく刑事、新聞記者、主人公としたイラストレーターの感情の変化は見事でした。結末の見えているドラマをあそこまで見事に描くことが出来るのは、あの監督だからではないでしょうか。
どの国も「未解決事件」というのは人々の想像力を掻き立てるのでしょうね。日本では三億円事件が何度もドラマや映画になっているのがいい例でしょう。ただ未解決という事実がある以上、フィクションがノンフィクションを超えることはなく、心にモヤモヤが残ってしまうのです。
そういう意味でこの映画は★★★★☆という点数になりました。
多分、同じ事件を犯人が起こしたとしても、現代ならもっと早く解決していたことでしょうし、やはり事件はきちんと解決してほしいものです。
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すっかりサボり癖がついてしまったブログですが、久しぶりの更新です。今回の映画は先週の土曜日に観に行ってるのですが、それがなぜ金曜日になっての更新かというと、正直この映画をどう評価すればいいか迷っていました。
そんな映画のタイトルは「ゾディアック」です。「全米史上初の劇場型連続殺人事件」「未解決事件」などなど、私にとって魅惑的な言葉をキャッチコピーとされてしまえば、劇場に足を運ばないわけにはいきません。日頃から映画はエンターテイメントだと思っているので楽しめるのが第一条件なのですが、この映画は確かに傑作なのです。しかし決して「面白い」と言える映画ではありませんでした。それが更新を遅らせた理由です。
実際にアメリカで起こった未解決の連続殺人事件を「セブン」などの監督デビット・フィンチャーが作ったのですが、未解決という結論の見えている物語をどう料理するのかがこの作品の肝だと思っていました。しかし、未解決という結末がわかっているわけで、事実以上の結末があるわけなく、すっきりとした気分で映画館を後にすることは出来ませんでした。
2時間37分という長い上映時間でしたが、決して飽きる事なく最後まで観客をのめり込ませ、事件に執着していく刑事、新聞記者、主人公としたイラストレーターの感情の変化は見事でした。結末の見えているドラマをあそこまで見事に描くことが出来るのは、あの監督だからではないでしょうか。
どの国も「未解決事件」というのは人々の想像力を掻き立てるのでしょうね。日本では三億円事件が何度もドラマや映画になっているのがいい例でしょう。ただ未解決という事実がある以上、フィクションがノンフィクションを超えることはなく、心にモヤモヤが残ってしまうのです。
そういう意味でこの映画は★★★★☆という点数になりました。
多分、同じ事件を犯人が起こしたとしても、現代ならもっと早く解決していたことでしょうし、やはり事件はきちんと解決してほしいものです。
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