しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

ホット・ファズ-俺たちスーパーポリスメン!-

2008年10月26日 23時00分21秒 | 作品名(は行)
第110回「コメディ?シリアス?どっちなの?」

私のゾンビ映画好きは何度かこのブログで公表しているので、知っている人もいるでしょう。そんなゾンビ映画の中で、「ショーン・オブ・ザ・デッド」という作品があります。ゾンビ映画をかなりパロディにしながらも、物語もきちんとゾンビ映画として成り立っていて、それなりに楽しめた作品でした。
そんな映画を作った監督と主演の2人が再び映画を作りました。今夜の作品は「ホット・ファズ-俺たちスーパーポリスメン!-」です。

正直、間抜けなサブタイトルを付けられたもんです。そのサブタイトルからもB級映画の臭いが漂ってしまい、だいたいのストーリーは知っていましたが、コメディを見るつもりで映画館へ行ってしまいました。

物語はこんな感じです。ロンドン警察の特殊部隊に勤めるニコラス・エンジェルは大学を首席で卒業し、警察学校でもトップの成績を残し、幾度もの表彰を受けた頭脳明晰、スポーツ万能のエリート警察官。ところがある日、上司に呼び出された彼に告げられたのは、田舎町のサンフォードへの転勤。上司達は優秀な彼がいると、自分達の無能さが際立ってしまうという理由で、事件とは無縁の平和な町へ左遷させてしまったのだ。
そんな田舎町で彼を待っていたのは、未成年の飲酒や、飲酒運転、逃げた白鳥の捕獲など。それでも真面目な彼は仕事を遂行しようとするが、警察署の連中は彼の行動を煙たがるばかり。
しかし、この村にはある秘密があったのだ。

もちろん、コメディとしての一面も持った映画であることは確かです。真面目にクソがついてしまうような性格の主人公の行動や、その周りのいい加減な人々との会話は面白いのですが、主人公の彼があまりにも実直なので、笑っていいのかな?なんて考えてしまいました。

さらに物語が進むにつれて起こる事件のあまりの凄惨さや、銃撃戦では警察側の撃った弾では誰も死ななかったり、ドリフのコントのようなシーンが満載なあたりがコメディなのでしょうが、その脚本の見事さにすっかり笑う気が失せてしまい、映画にのめり込んでしまいました。

点数は★★★★☆です。もちろんコメディとしても楽しめると思います。他の観客の人は爆笑していましたしね。私があまりの脚本の良さに真剣に観てしまったせいだと思います。

変なサブタイトルを付けられてしまいましたが、映画は面白いですよ。確かに「ホット・ファズ」だけでは、どんなお話かわからないですもんね。

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