38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

明日のこと、未来のこと。

2012年02月12日 | 農と暮らしの日記
考えてますか? 未来のこと。

毎日、こう問われて胸が痛い。
小学校横の畑に行くときに必ずこの黄色い看板の前を通るので(写真は看板を横目に見る構図になっているけれど、普通は軽トラで正面からこの看板に向かって走り、そこで左折するから必ず目に入る)。

つらい問いだ。
それどころじゃない気分。これから明日の出荷に必要な野菜を、超品薄状態の畑から絞り出すように収穫してこないといけない。「未来」より「明日」の出荷だ。たしかに、来月のことも考えないといけないし、春の端境期のことも、この夏の畑のことも考えないといけない。来年のことも考えないといけない。考えないといけないことがいっぱいで息苦しくなる。でもまあ、いまはとにかく明日の出荷だと割り切り、現実モードで畑に来たところへ、「考えてますか? 未来のこと」。
運転席で、身をすくめてしまう。

でも、考えないといけない。
とりあえずは「来月のこと」くらいから。3月の出荷の見通しを考えないといけない。これはいまから播いたり植えたりして間に合うものではないから、主にはやりくりの範囲だ。「春のこと」なら、まだ播いたり植えたりが間に合うものもある。

というわけで今日はまた少し、播いたり植えたりした。
未来のことも少し、考える余裕ができた気がする。



日曜、ほぼ終日の晴天。気温もやや高め。
明日から月、火、水と傘マークが出ているので、その前にやっておくことが山盛り。

午前:8時頃からトラクタで耕耘作業あちこち。
主に春作・夏作の準備で3時間ほど。じゃが芋をまた少し植える。1時間ほど。

午後:葉ものを少しずつ、1時間ほどで播く。
薫にも来てもらってトンネル張り。40m1列なら、両端に杭を打ち、支柱で骨をつくってポリフィルムを張り、その上からまた支柱で抑えてという一連の作業で30~40分ほど。慣れてくると早いのだけれど、一日中これを何本も張るわけじゃないから、そのつど要領が体によみがえってくるのに時間がかかり、毎度のように手間取ってしまう。

夕方:明日出荷分の収穫を1時間半ほど。

バレーボールの真たちは優勝して(紙のまち杯)、夜はみんなで焼き肉に出かけた。薫も付き添い。
僕と渚はふたりで晩ごはん。



明日からは雨予報。
それで春が近づくのかと思ったら、また次の週末は氷点下の寒さになるという。



ホイットニー・ヒューストンが亡くなったそうだ。
僕はレコードを買ったり借りたりして聴くほど好きというわけではなかったけれど、たまたま学生時代に武道館でのライブを見た。1988年だと思う。どういう経緯だったか、1枚だけ余っているというチケットをもらったのだ。
48歳。そんなに若かったのかと驚く。
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