38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

空中にある、地下鉄の駅。

2016年01月30日 | 農と暮らしの日記
3週間ほど前に仕込んだ米糠のボカシ肥がようやく醗酵し始めた。
例年は温室の中に置いておくのを今年は手狭だからと戸外の軒下に出したせいだろうか、ずっと温度が変わらず心配していた。
まだ30度くらい。これからしっかり温度が上がってくれるかどうか。



土曜、昨日の雨は朝まで残り、曇り時々小雨、午後は曇り。
朝ごはんはトーストで、チーズ、炒り玉子、ツナマヨ、昨晩の焼きそば。

午前:温室でキャベツ、ブロッコリィなどの育苗の種播き。
昼ごはんは、納豆、大根と大根葉の味噌汁。

午後:引き続き育苗の種播き。ほうれん草、レタス類など。
晩ごはんは、ウマヅラハギとほうれん草のバターソテー、その肝の炊いたの、鯛の刺身、温奴。



「地下鉄に乗って都会の仲間入り」。
温室で種を播きながらラジオを聴いていたら、そんな川柳があった。

リスナーの投稿なのでどういう状況なのかはわからない。
地方から大都市部に来て、初めて地下鉄を使ったときに都会の人々の一部になった気がしたというのなら、自分自身の経験としてもよくわかる。あるいは、郊外の私鉄が途中で地下鉄に相互乗り入れをしていて、さっきまで田園風景の一部だった自分がビル街の人となっていくぎこちなさ、それも僕にかつてあった。

大学に進学して東京の郊外(「都下」とか言われていた)のアパートで1年。
さすがに不便だからと同じ沿線の、だけれど「23区」内の駅に引っ越したのが19歳の春。29年前だ。

その駅は、何度か書いている「笹塚」。
京王線なのだけど、ここは地下鉄の都営新宿線の始発駅でもある。地下鉄なのに駅は地上(どころか高架の上という、春日三球さんに見せてあげたいホームがある。その駅前から伸びる観音通り商店街から一本路地を入ったところの木造アパート、玄関で靴を脱ぎ、階段を上がって右側の和6・洋4.5+流しとコンロ、風呂なしトイレ共同。
家賃4万2,000円。

その笹塚の、甲州街道の反対側の商店街は十号坂。
こっちも近いのに全然行かなかったな。そこにその当時も今もある中華そば「福寿」のことをエンテツさんが「danchu」2月号に書いているそうだ。

僕はこの「福寿」に行ったことはない。たぶん。
だけど、上の記事見ていたら、すごい店だな。いつまでも続いてほしい。

その笹塚で僕がよく通っていたと何度も書いているのは「ミスター・チン」
銭湯帰りにふと寄って、注文してから財布を持ってないことに気づき、調理してもらってる間にアパートに取りに走ったこともあった。安っぽい言い方だけど、まさに僕の青春の味。

なのだが、知らなかったけど、1年ほど前に閉店されていた。
とても残念だ。チンさん、どこかでお元気でまたあのボリュームたっぷりの中華丼や五目かたやきそばを作っているといいけど。
なんだかすごく食べたくなってきた。
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