38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

枝豆の値段。

2007年07月31日 | 農と暮らしの日記
枝豆の調製・荷造り風景。
久しぶりの夜なべ仕事で、はかりに載っているのが200g入りの枝豆。ふだんは枝つき(葉だけおとす)の2本1束で150円前後の値段をつけている。それが……。このように「莢もぎ」の荷姿にしたら、値付けに困ってしまった。

200g1袋には、今回収穫した枝豆だと平均5本が必要になる。
ということは、150円÷2×5本という計算で、莢もぎの手間賃を入れなくても1袋が375円になってしまう。メモ代わりに記しておくと、今回収穫した枝豆は50本で、そこから袋詰め用の「A品」は2kg(10袋)とれた。豆が1つしかない莢や小さめ・薄めの莢はB品で約1.5kg。このB品は「おまけ」用、またはごく親しい顧客のセットに安価で入れるということで、手間賃分をここで相殺(と自分のなかで納得する)。

200g1袋375円の枝豆……。
そもそも「2本1株150円」が高すぎるのだろうか。たとえばせめて「200g1袋200円」にするなら、枝つき2本1束は単純計算で「80円」でなければならない。「50本から2kg」しかとれないのがうちの枝豆なら、その2本1束は80円が妥当なのだろうか……。かもしれない。枝つきだと派手に見えるので、実質以上の値段をつけていたのかもしれない。莢もぎは思った以上に手間がかかった(選別・袋入れを含めて、10袋つくるのに3時間かかった)。「こんな手間がかかることは、もうしたくないなぁ」と思いながら作業していたけれど、やってみて初めて考えることもある。



火曜の今朝も5時から収穫。
午前中に出荷を終えて、午後は夏野菜あれこれの周囲を手や鎌で除草。モロヘイヤを1列ぶん片付ける。うまく育っていればまだまだ収穫できる時期だと思うのだが、早くから花が咲き始め、結局、葉が硬めのまま調子が戻らず、始末に困るような大木になる前に刈ってしまうことにした。

少しずつ、秋冬野菜の畑を用意し始めなければならない。
春野菜の終わったあと、まだ夏の草が残る畑も目立ち、どこかで集中的にトラクタでの耕耘を繰り返す時間をとる必要がある。

台風が近づいているようだ。
雨はほしいところだが、大風は困る。”たち”のよい台風でありますように。
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