38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

雨あがりの強風、すぐ乾く畑。

2011年04月19日 | 農と暮らしの日記
3月末に植えたブロッコリィがようやく活着して生育し始めた。
そして毎度のことながら、草もどんどん出始めている。ということで、この写真を撮ったのは今朝で、午後には三角ホーでサクサクと中耕と土寄せを兼ねて最初の除草をした。これから何度かこの作業を繰り返すうちに、最初の「平畝」から「高畝」になっていく予定。



火曜、曇り時々晴れ、時々小雨、ほぼ終日の強風。
朝:6時過ぎからごはん。渚は日曜の授業参観の振り替えで休み。
午前:7時に畑に出て収穫、ついでにトンネルを開けたり閉めたり。
セット荷造り、11時過ぎに出発して新居浜方面へ。13時頃戻り。ひとり昼ごはん。

午後:強風ではがれているトンネルの後始末。
支柱が生きているところはトンネルを被せ直したり、あるいは裾の部分に開放してしまったり。支柱も抜けている畝は今日のところはとりあえずどこかに飛んでいってしまわないようにするだけの処置をしておく。これだけの強風の中でトンネルをやり直すのは無理なので。
あちこちの畑で三角ホーをサクサクやって中耕・除草・土寄せの作業。雨あがりだけれど強風で土はもう乾いてきていて、ちょうどいい。本当はこんなふうにすぐに乾いてほしくないのに……。

夕方、家でじゃが芋の在庫の整理。
芽が出始めているのでそれをかきとりながら目方を計り、残りの出荷のめどをつける。今日現在で27kg分を受注済みの保育園給食用に確保、残る約18kgを野菜セット用に。0.6kgずつ入れて30セット分。もうちょっとあると助かるから、来年は秋じゃがを増やすかもしれない。



最近、夕方のラジオは東日本大震災のシリーズで、今日のゲストはルポライターの鎌田慧さん。
自動車工場や製鉄、原発などの現場のルポを僕は10代から20代の始め頃によく読んだ。その鎌田さんの言葉には共感するところが多い。復興、復興という言葉を軽々しく言うな、被災地の人たちにとってはまず元通りの暮らしができる「復旧」が先だということ。原子力発電所の津波被害について、原発の危険をかねて訴えてきながら、今回のような、原発事故のために津波で遭難した被害者の捜索もできないような事態には考えが及ばなかった自身を反省し、申し訳ないと詫びる鎌田さん。「だから原発は危ないって、あれだけ言っただろ」と言える立場なのに、そんなところにとどまっていない人だ。

<本日の野菜セット>例
里芋・じゃが芋のいずれかまたは両方、人参、まびき小蕪、若どり小松菜、オニオン小葱(赤)、他にセットによっては春キャベツ、菜の花、ヨゴレ豆、切り干し大根。

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