38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

池の水、井戸の水。

2010年08月24日 | 農と暮らしの日記
みんなで播いた大豆がここまで大きくなった。
上のリンクが一週間前の様子だから、乾燥が続いていても数日おきに水を入れていればこの通り、花のつく時期に水が必要という大豆栽培の「要諦」の重要性が実感される。ま、もちろんこれで安心とはいかない、それは何度も書くように、大豆栽培の成功体験が藤田家族にはないから。その最初の成功を、「みんな」に支えられて実現しようというのが、今年の大豆栽培のねらい。みなさん、いま、この調子のいい時期をぜひ見にきてください。ついでに、よければ援農も(大豆じゃなくて、他の畑ですけど)。

雨はなくとも水があれば野菜は育つ。
地下水の豊富な市街地とは異なり、当地ではその水はもう川の水だけではまかなえず、この時期は昨日、一昨日に草刈りをした地域のいくつかの池が大きな役割を果たしている。草刈りをしている時もみんなが話していたように、草を刈るのは大変だけど、池をつくった先人がいるから水もとれる、草も刈れる。



火曜、今日も晴れ、気温は35℃前後。ただしこの数日と同様、雲がやや多い。
朝:5時半過ぎから播種4日目の人参水やり約1時間。7時過ぎに戻って朝ごはん。
午前:8時半頃から約1時間収穫して戻り、荷造りは薫に任せて追加の収穫約30分、戻ってセットの仕上げ。水やりで出遅れているので先に昼ごはん。
午後:13時過ぎに新居浜方面の配達に出発、14時頃に現地終了、西条市街にまわってスーパー出荷、帰りに種屋さんに寄って14時半頃帰宅。畑の育苗床で水やり。戻ってみんなでお茶飲んで机しごと少し。
夕方:16時半から人参水やり約1時間、18時から胡瓜、いんげんの水やり、19時あがり。



播種4日目の人参はまだ発芽の兆しなし。
一方で、草がもう出始めた。たっぷりの灌水が効いているのだろう。人参の水やりは前にも書いたように隣の田んぼに水を入れながら、その地下水をポンプアップして出てくる水口に如雨露を持っていってざぶざぶ汲むからとても楽。井戸もまたありがたい存在。

<本日の野菜セット>例
じゃが芋、茄子・長茄子、ピーマン、甘唐辛子(伏見または万願寺)、オクラ、南瓜、空芯菜またはつるむらさき、以上がほぼ全セット共通、一部セットに秋どりの胡瓜の小さいの、ゴーヤー、トマトB品。
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2 コメント

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Unknown (まんがら)
2010-08-26 21:51:51
大豆いい感じですね。うちも来年はやってみようかな。人参、昨日近くの農家さんの人参畑を見せてもらったんですが、播種後たっぷり潅水し、そのあと白いシートのようなもので覆っていました。発芽まではそのままとか。でも、今年は水遣りが楽そうで良かったです。いつもこの時期の藤田さんの水遣りには感心&心配していたので。そう、この前おっしゃっていた空気中の窒素を植物が固定しないのか、ということ、こんな菌がいるようです→http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/L2/220430.htm  うちの段畑は本当に乾きやすくて、、、またスプリンクラーの工事してます。。。
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Unknown (藤田敏)
2010-08-27 12:37:53
窒素固定の情報ありがとうございます。
人参の水やりですが、毎年7,8,9月と播く人参のうち、7月か8月の分はこの水源が使える田んぼを使うので、そこだけは「水を汲む」部分は楽なんです。が、やっぱり毎朝、毎夕の水やりそのものは大変です。毎日、如雨露を持って6~7キロ、3時間以上は歩く計算なので。
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