38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

雨の土曜、少しゆったり。

2011年10月22日 | 農と暮らしの日記
枝豆1袋、はかりに載せてみたら約800gあった。
これが「商品」の枝豆なら、「さやもぎ」の場合のうちの単価は1,500円/kgだから1,200円。だけれどご覧の通り、これは売り物ではなく、「B品」でもない出荷の残りのC品だから値段はなし、うちで食べ放題。

うちの枝豆は通常は枝つきのままで、そちらは1,000円/kg。
2~3本で400~800gほどが野菜セット1個分。葉はすべて落とし、枝も実付きの悪いところは短く刈り込んで、できるだけ食べられない部分の目方は減らす。その際に莢が1つだけというような枝も落とし、その切り落とされた莢だけを集めると、野菜セット10個分に1個分くらいが「さやもぎ」枝豆になる。

実の十分入っていない莢も取り除く。
虫食いのある莢のほか、1粒しか入ってない莢も目立つようなら外してしまう。そんなのを拾い集めたのが写真の。これは一昨日と昨日のとを一緒にしたから量がたっぷりある。ただし、たっぷりあるのは莢だけで、中身の豆の部分はおそらく同じ数の莢のA品と比べたら1/3か1/4くらいだろう。ほとんど豆になってなくて、莢だけしゃぶって塩味を楽しむみたいなのも多いけど、うちでは「それが枝豆」ってことになっている。いや、ほんとはそうじゃないことくらい、子どもたちも知ってるだろうけど、うちではそうなんだから仕方ない、黙々とこれを食べる、というかしゃぶる。贅沢ですね。

そんな枝豆も今季はほぼ終了。
もともと枝豆の季節である真夏には作っておらず、うちの枝豆はほとんどが「大豆の早どり」。今年は一部、枝豆専用品種も作ってみたけれど、「大豆枝豆」と収穫時期がほとんど重なってしまった。来年はもう少し研究して出荷期間を少し広げたい。



土曜、セット出荷なし。予報通り曇りで昼前後に雨。夕方また雨、わりとたっぷり。
真は練習、薫は昼までその当番。渚は練習試合で今治へ。

午前:来月の菜園だよりなど机しごと少ししたあと、作業場の片付け。出荷用の段ボール箱の整理など。
明日は小学校のリサイクルなので、不要な段ボールはまとめておく。昼前に軽トラで出かけ、近所の商店で新しく段ボール箱をいただいてくる。
午後:ひとり昼ごはんのあと、出荷日以外で雨でも降らないとできない温室内の片付け。
秋の育苗に使ったセルトレイや寒冷紗などを整理して、元の更地に戻す作業を途中まで。

15時過ぎ、お客さん。
実家のある西条で有機あるいは自然農で就農模索中の僕より少し年長男性さん、家と農地を探す途上とのこと。地域がわりと限定されているし農のスタイルもはっきりしているし、体力は僕の10倍くらいありそうだし、おそらく来年のいまごろは「同業者」だろう。今度はお天気のよい日に畑でご一緒しましょう!



昨日まで、祭り明けの特別日程で4日連続出荷だったから、少し疲れた。
そして今日は雨模様ときたから完全に「ひと休み」モード、畑はさっとハンドル握ったまま見回り程度で。
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