38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

大根、初めて不耕起で。

2007年12月21日 | 農と暮らしの日記
今週収穫を始めた畑の大根。
藤田家族初の“不耕起”大根である。夏のトマトを片付けた畝(この写真の右端)を崩さず、そこに種を播いたもの。これまでのところ、まずまずの成育である。葉つきで1.5~1.8kgくらい。ただ、耕起した畝と明らかに違うのは、株ごとの成育のばらつきが出ていること。味の違いはよくわからない(トマトの味はしないようだ)。

藤田家族の畑は基本的に耕起する。
収穫が終わった畑(または畝ごとの単位)はトラクタで耕し、畝を立て直してから次の作付けをする。でも、いわゆる「自然農」のやり方とは違うけれど、一部の畝はそのまま崩さないで次の種を播いたり苗を植えたりすることがある。ほとんどは「場所がない」から「しょうがない、ここに播いて(植えて)おこう」という感じで。これまでに、玉葱や小松菜の後にレタス、レタスの後にキャベツや胡瓜、胡瓜のあとにエンドウ豆など。

不耕起の大根は、素直に感動。
茄子やトマトなど地上で“成る”ものならともかく、収穫する野菜そのものが地中に伸びる直播きのものは、やっぱり”サラサラにしてある”(と確信が持てる)畝に播かないと不安……というのが正直なところ。「人が耕さなくても、枯れた根や小動物たちが地中をふかふかにしてくれる」とかいうのを聞いても、見えないわけなので……。そこに、根菜の中でもとくに「裂根になるので、よく耕して、小石などは取り除いて……」と園芸の手引き書などには書いてある大根を播いたので、本当にひと安心、そして感動なのである。すべてを不耕起でされている方々には笑われると思いますが。



金曜の朝も家族4人のごはんから。
食後に市街へ出荷・納品、戻って午前中は野菜セットの収穫と出荷準備。

午後、早めに明朝出荷ぶんの収穫。
小松菜と小蕪の小さいのを間引き、別の畑では、同じ畝のなかで成育の遅れている人参も間引き的にとる。クリスマスの付け合わせやスープ用に小さい人参はいかが? 皮つきのまま丸ごと使えます(スーパー「フジグラン西条」で販売中)。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋各種、大根、蕪と赤蕪、葉もの2~3種(ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、パクチョイなど)、太葱、ブロッコリィなど。
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