38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

白菜も花咲く季節。

2007年02月21日 | 農と暮らしの日記
白菜の”とう”立ちが急速に進み始めた。
固くしまった白菜からは写真のようなかたちで。一方、十分に葉が巻かないままこの季節を迎えた白菜は、その葉に包み込まれるように蕾をつけている。



今朝はこの冬の作業パターンに、ひとつの変化。
といってもまた明日からは元に戻りそうだけど。朝の出荷に出るのが8時頃なので、いつもは起きてその準備(前日収穫しておいた大根や白菜を切って袋に入れ、値段をつける)をしつつ朝食をとり、渚が学校に行くのと前後して家を出ている。

しかし、このところ夜明けが早くなった。
6時過ぎていつまでも布団の中にいるというわけにはいかなくなったので、今日は早めに起きて出荷の準備を済ませ、そのあと30分ほど、トラクタで小さな畑ひとつを整理した。かぶ、小松菜、ほうれん草があったところで、次はここを里芋にしようと思っている。昨年の里芋は家から少し離れたところにあったこともあり、後手後手にまわった除草に苦労したので、今年は毎日目に触れる(自分の目に近所の方の目にも)畑を里芋に当てようという魂胆である。



午前中はいつも通りの収穫と出荷準備。
午後、別の畑に二度目のトラクタを入れる。こちらはじゃが芋を植える予定。道路に面していないので収穫・搬出にはひと手間かかることになるけれど、輪作のめぐりあわせで、こういうこともある。

夕方、昨日に続いて人参を少し播く。
この春の人参はとにかく「薄播き」を徹底したいので、初めて「コーティング」の種子を一部の畑で試してみることにした(”有機農業”的に、どうなのかという問題はあるが)。最初の間引きで3cm間隔、二度目で6cm間隔にできるように1粒ずつきっちりと落としていく。

この種、1万粒入りで4,400円だった。
1cmに1粒だと10,000cmつまり100m播ける計算で、今日播いたのは20mの畝に5条でちょうど計100m、ただし1.5cm間隔なので(っていうほど厳密じゃないが)、1/3ほど余っているはず。しかしこの播き方は異常に時間がかかる。が、たくさん落としすぎて間引きに手間取ることを考えれば、このほうが効率はよいのかもしれない。

ついでに皮算用をひとつしてみると。
上記のように間引きすると、収穫時は6cm間隔。総延長100m÷6cm=1,666本。1本100gとして10本で1kgなので、166kgとれる計算になる。うちの現在の単価は500円/kgだから、売上は8万3,000円。約4,000円の種が20倍になるわけだ(その他の経費をここから引いていくわけですが)。



日没前に明朝出荷ぶんのキャベツとレタスを収穫。
キャベツは固く締まって見かけより重く(いわゆる”春キャベツ”のふんわり感とは対極にある)、レタスは大きくならず、いつまでもミニレタスだが、スーパーではまあまあ売れているのが幸い。

明日は夜から雨の予報。
その前にいくつかの種播きとトラクタの作業がどこまでできるか……。
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