38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

レタスとキャベツ。

2006年07月28日 | 農と暮らしの日記
春に植えて初夏に出荷したレタス類を、ついに片付け。
もうとっくにやっておかなければならなかったのだが、なかなか暇がなくて今日に至ってしまった。この畑は主にキャベツを植えていたところで、そのキャベツも先週とうとう終わってしまい、草ぼうぼうのまま放っておくわけにはいかず、レタス跡も含めてトラクタをかけようと考えた次第。レタスの片づけはその第一歩だ。

レタスは黒マルチ(畝を覆うビニルシートのようなもの)を使った。
泥はねや草を抑え、また地温を高めるという効果があるもので、有機農業でも使っている方は多い。研修先の相原農場でも春のサニーレタスなどには使っていた。しかし、石油製品であり、「自然との共生」を謳う有機農業にはなじまないと考えて使わない方もいる。そんなこと言ったらトラクタだって軽トラだって、パソコンだって使えなくなるのだけれど、何事も「できるだけ」というところで努力することは大切だ。僕は農薬を使わないけれど、「無農薬」だけがよくて「減農薬」はダメだなんて思わない。僕の下手なトラクタ運転のせいで、どれだけ余分な温室効果ガスを排出していることか。

で、マルチである。これが大変、片付けるのが。
収穫を終えてすぐに片付けてしまえば簡単だったのに、そのまま大きくなって花が咲いてしまったレタスや、収穫後の穴から伸びた草などがマルチをすっかり覆ってしまい(写真右手、背の高い白いのがレタスの花)、約20mを1時間ほどかかってようやくマルチをはがせる段階まで持ってきた(写真左の列)。



今日もやはり5時にしか収穫開始できず。
朝食前にJA直売所に出荷し、戻って個人のお客さんたちの荷造り、配達。午後はキャベツの終わった畑にトラクタを入れる。秋冬に向けての第一段階。この畑もすでに草に覆われてしまっているが、レタスと違って、花は咲いていない。

レタスとキャベツ。
一方は花が咲いて種を残し、他方は花が咲く前、トウが立つ前に腐って土に戻ってしまった。科学的にどうなのかはよくわからないけれど、なんとなく僕は思う。レタスは人生をまっとうし、キャベツはそれができなかった。なぜか。それは季節に背いたから、ではないか。

JA直売所の結果は、微妙……。
昨日の記事に米糠鬼スポンサーの大西さんがコメントしてくださったように、昼の時点で1つのカゴは空になっていた。それは茄子。でも、もう1つのカゴ、ピーマンは半分以上が売れ残ってしまった。店内を見る限りでもピーマンはやや飽和状態のようだ。茄子・ピーマンと並び称されるけれど、実際は茄子ほど食べるものでもない。今年は茄子に比べてちょっと作りすぎたかもしれない。野菜セットにピーマン多めに入れてほしい方いらっしゃいましたら、そうおっしゃってください。喜んで盛り込みます(1kgもは入れないのでご心配なく)。「あれだけたくさんあったピーマンが、あっという間に胃袋に的レシピ」付き。

今日も完璧な夏空。
そして明日も……。
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