38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

歴史に残る9月も、終わり。

2010年09月30日 | 農と暮らしの日記
この秋最初のほうれん草、発芽がほぼ揃った。
一昨日「じゃが芋の発芽が揃った」と写真を載せたところのすぐ隣の列(なので写真が似てます……)。ほうれん草はできることならもう少し早く播きたい、早く播きたいと思っている。けれど、就農して2、3年、急いで播いても結局、発芽が揃わなかったりしてうまく育たず、秋の端境記に貢献してくれるような仕上がりにはならなかった。だから最近は早播きは諦め、小松菜や大根よりひとつ遅い作付けから加えるようにしており、収穫~野菜セット入りもしたがって秋冬の葉もののなかでは後発部隊になる。



木曜、日中はほぼずっと静かな雨。気温も20℃台の前半か。
午前:収穫、セットは宅配便のみで配達がないので、気分的にゆったり荷造り。
午後:毎月の菜園だより作りなど机しごとあれこれ。夕方、市街に出て用事。

<本日の野菜セット>例
里芋・さつま芋のいずれかまたは両方、茄子、ピーマン、枝豆、以上がほぼ全セット共通で、他に万願寺唐辛子、オクラ。



「異常な夏」をそのまま引きずった9月も、気づけば今日で終わり。
終わってみれば、この「涼しくて雨の多い秋」がほんのここ1週間ほどのものでしかないことに実感がなく、それ以前の猛暑・少雨がずっと遠い日のことのように思われる。9月の気候の記録を客観的に見れば明日からはや10月とは信じられないけれど、頭も体もいつの間にか、この急に訪れた秋を自分のものとして消化しつつある。それは人が、というか生き物が常に前を向いてしか生きていけないものであることの証、あるいはそれが生きる知恵、というものなのかもしれない。
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