38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

読んで、いろいろ考える。

2019年01月05日 | 農と暮らしの日記
最近読んだ本。
いつものように、西条図書館から。

大きくいえば政治、小さく見ると、いわゆるまちづくり関連。

『日本が売られる』堤未果(幻冬舎新書)2018
NY在住のジャーナリストが、水道事業や労基署の一部業務の民営化、森林など国土の外国人による買収、種苗法の改正など、当たり前に自分たちのもの・ことと思っていたものが次々にこの手から離れつつある現状をルポ。それぞれ理由とか課題があっての法改正、政策転換なわけで、政治を責めるのではなく、背景にある現実を直視することが国民の務めだな、というのが読後感。

『未来の再建 暮らし・仕事・社会保障のグランドデザイン』
井手英策・今野晴貴・藤田孝典(ちくま新書)2018
経済・財政社会学者と、貧困やブラック企業の問題に取り組むNPOの若い活動家2人による共著。ざっくり理解したところでは、現代社会は経済的な自己責任が強すぎるために、生きていくためのすべてを自らの労働で稼ぎ出さないといけなくなっており、それが社会全体の閉塞を生んでいることの解決策として、子育て支援・教育・医療・介護などの「ベーシック・サービス」をすべての人に財政が保障することを提案する。つまりは、「生きるための費用を稼ぐ」という目的から「働くこと」を自由にしようということか。

『神山進化論 人口減少を可能性に変えるまちづくり』
神田誠司(学芸出版社)2018
IT企業の進出やさまざまな職業を持つ移住者の多さで有名な徳島県の小さな町の取り組みを新聞記者がルポ。来てほしい職業を逆指名して移住募集したり、地元の森林を集合住宅の材料や熱源の木質バイオマスに活用したりと個性的な施策が目白押しだが、さまざまな企画が出ても、それを自分がやるという人の手が上がらない事業はやらないという、“人の熱”みたいなものが「進化」の鍵なのかもなあという印象。

2019年も西条図書館、大いに利用します。
検索すれば、その本が置かれている棚の場所もわかって便利。



三が日が明けて、1/4(金)は晴れときどき曇り。
午前中に荷造り、出荷の作業。午後は家周りのあれこれ。

1/5(土)はほぼ終日どんより曇り空。
午前中は用があって旧東予方面へ。市外でも用事あれこれ。
午後はキャベツたっぷり炒飯(ごはん入りキャベツ炒めに近い)で遅昼のあと、机仕事少し。
日が暮れて、集会所で町内の新年の神事、「お日待ち」。神社から神主さんをお迎えして地域のあれこれを祈り、簡単な総会のあと懇親会。
今年は早めに解散して、たぶん21時ごろ帰宅。
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