38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

台風通過、畑も田んぼに。

2012年06月19日 | 農と暮らしの日記
もはや毎年恒例の感もある、「水没した畑」。
人参と人参の間に枝豆を播いた、と書いて写真も載せたその場所だ。水田を畑作に使っている以上は仕方がない。水を湛えるために先人たちが労苦を尽くした水田なのだから、雨が降ればこうなってこその農地である。

台風4号は予想進路よりもやや南寄り、東寄りを進んで今夜早くに和歌山県南部に上陸したようだ。
おかげで四国山地や紀伊水道を隔てた瀬戸内の当地はほとんど風もなく、情報がなければ台風とはわからないくらいで、雨だけが朝から強く弱く、また強くといった具合で、まあまあの量は降った。それでも、豪雨というほどではなかったから、田んぼの見回りに行くまではこれほど水が出ているとは思わなかった。ちょうど田植えの時期で地域の水田にはもう湛水の余力がなかったのかもしれない。降った雨、上流からの用水の水がそのまま地上に溢れて持て余したのだろう。

写真の畑を含めて小学校横にある9枚はすべて「田んぼ」になった。
別のところにある2枚、家の裏の1枚もこれに近い水没ぶり。こういう風景を見ると、やはり日本は瑞穂の国なのだと実感する。これこそが本来の姿で、日ごろ見慣れている乾いた都会のような風景こそが、かりそめのものだと思わされる。



火曜、予報通り台風4号が昼頃から夕方にかけて四国に再接近。
朝:5時頃から裏の田んぼ(稲作)の排水作業。
6時頃からみんなでごはん。まだ警報が出ていないので、渚も真も登校していったが、警報が出るのは時間の問題だ。

午前:7時頃から畑に出て、水の見回り、そして主にズッキーニを収穫。
野菜セットの材料は昨日のうちに収穫済み。8時頃に携帯ラジオで警報発令のニュース。戻って野菜セットの荷作り。9時半頃に仕上がり、薫が新居浜に配達。僕は市街スーパーの棚の整理にだけ行き、ついでに宅配便のセットもセンターに出荷。

雨の日に街に出たついでにauショップへ。
いま使っている携帯電話が周波数の関係で7月に使えなくなるというのをもう1年ほど前からだろうか度々連絡を受けていて、ようやく今日、新しいものに切り替え。無料交換できる機種から「アクリル絵の具」コラボとかいう富士通の防水・防塵のモデル「Liquitex」を選び、利用実績(通話時間が短い)から1段階安いプランへの変更も勧められてその通りにした。

午後:家の周りの台風対策。
裏の田んぼの排水、畑のみまわりと排水対策などを順次繰り返しているうちに、台風は四国沖を通過して峠を越えたようだ。

渚は3時間で給食を食べて下校。
真も短縮授業の4時間を終えて給食、そして集団下校で帰ってきた。とりあえずこれまでのところ、大きな被害はなし。水没した畑も明日は雨がやんで水が引いていくだろう。そのあとにどれだけの「被害」が見られるかは、夜が明けてから。

<本日の野菜セット>例
新じゃが、玉葱、人参、小さい大根、小さいキャベツ、大きい小松菜、ズッキーニ、ピーマン。
セットによって他に、茄子、にんにく、などから。
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